Championship Reports競技報告
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日本女子学生ゴルフ選手権は、第1ラウンドから7アンダーパー、6アンダーパーとビッグスコアが飛び出す展開に。その中で、5アンダーパーでラウンドを終え3位グループにつけたのが3名。ハイレベルな上位争いが繰り広げられている。明日のムービングデーに上位を伺う選手たちを紹介したい。
一人目は佐々木史奈(同志社大学4年)。昨年の本選手権で4位タイに入っており、最後の本選手権で優勝を狙う。この日は2イーグル・1バーディの67、2つのイーグルが大きかった。
決してこの日のゴルフが良かった訳ではない。得意としているショートアイアンが振るわず、それでもロングアイアンが冴え、パー5でイーグルを2つ獲ることに成功した。
「スコアは良かったですけど、内容は良くなかった」と反省を語るが、それでもノーボギーだったことは、自身の成長を感じていると佐々木。好材料も多い。「3日間スコアを落とさず60台でまわりたい」と目標を立てている佐々木。目標達成を見据えて2日目へ臨む。
二人目は丸尾羚水(明治大学2年)。6バーディ・1ボギーの67でこの日のラウンドを終えた。ラッキーもあったという丸尾だが、何よりこの日良かったところはティーショット。
「ラフに入ってしまうとピンに寄せるイメージが湧かなかったので、ラフに入れないように丁寧にティーショットを打つように心がけました。セカンドショットもフェアウェイからが多かったので距離の計算もし易かったです」と本人のコメントにもあるように、フェアウェイキープ率が高かったことがスコアにつながったようだ。
決して調子が良いわけではないという丸尾だが、残り2日も一打一打伸ばして差を縮めていきたいと意気込みを語る。
三人目は所彩仁香(大手前大学4年)。3番ホールから7番ホールまでの5連続バーディを含む6バーディ・1ボギーで67。10番スタートだった所だが、前半はショットが悪くバーディチャンスを作れず耐えるゴルフを強いられていた。それでも徐々にバーディチャンスにつくようになり後半は5連続バーディも。前半とは別人かのようなゴルフで終わってみれば3位タイでホールアウトした。最後の日本学生で優勝圏内となる位置でラウンドを終えた。「後半の方が、前半よりグリーンが硬いなと気づいて、そこからパッティングが綺麗に転がるようになって、ラインに乗って入るようになりました」
ショットはあまり良くなかったということだが、後半パッティングが入るようになり5連続バーディを生んだ。今回、3位に入賞して日本女子オープン最終予選に出場することを目標に据えていたようだが、まずは「最後の日本女子学生を楽しんで、自分が納得できるスコアで回れたらいいな」と所は話す。残り2日も楽しみながら上を目指していく。
ムービングデーとなる明日。誰がスコアを伸ばし優勝へ最も近い位置で最終ラウンドを迎えるか注目したい。
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