Championship Reports競技報告

悔しい思いが報われた佐々木史奈がようやく見せた嬉し涙

第1ラウンド終了後、佐々木史奈(同志社大学4年)は「イーグルに助けられただけなんです」と、2イーグル・1バーディの5アンダーパーで3位タイにつけたリーダーボードにどこか戸惑った様子だった。

第2ラウンドはパープレーとスコアが伸びず、単独4位で大学最後の日本女子学生の最終ラウンドを迎えた。前半は耐えるゴルフが続いたが、難しい6番ホール(パー4)で8メートルのバーディーパットが決まる。「⻑い難しいラインのバーディ、その直後にパー5でチップイン・イーグルが決まって。そこから優勝できるんじゃないかなって思いながらプレーし始めました」と振り返った。

後半に入り「リーダーボードを見てしまって、そこから手とか脚とか震えてすぐ打てなくて。途中も見たら 3 人並んだり、4人並んだりしていたのでどうなるかなって思ってていたんですけど、結果アプローチとかパターに救われて何とかパーでずっと耐えれました」。

これまで佐々木がウィークポイントだと話していたアプローチとパッティングが冴えた。逆に武器であるドライバーショットが後半は一度もフェアウェイをキープできないという、何かいつもの佐々木とは違うプレー内容で、1イーグル・2バーディ・1ボギーの69でホールアウト。通算8アンダーパーで並んだ西山知里(東北福祉大学2年)とのプレーオフに。

1ホール目の10番は互いにパーセーブし、2ホール目の11番ホール(パー5)へ。
「パー5なら自分にチャンスがある」と思っていたという佐々木。ティーショットはフェアウェイの左のラフ。そこから3番アイアンで2オンを狙うと、グリーン右手前のバンカーのアゴに当たって、ピンまで約12メートルの位置にオン。イーグルパットは外したものの、バーディを決めてプレーオフに勝利した。

何度も何度も悔し涙を流してきた。2023年の日本女子アマチュアゴルフ選手権は4位タイ、昨年の本選手権も4位タイ。「たくさんの方に応援してもらっているのに、期待してもらっているのに成績が残せないんです」と、あと一歩が届かなかった競技後、いつも目を真っ赤にしてた佐々木。
「ずっと悔しい思いをしてきたので、本当に今、この4年間が報われたようで本当に嬉しいです」と、大学生最後の夏にようやく流せた嬉し涙。
表彰式では「プロで活躍している同学年の選手がいる中で、自分は大学ゴルフという道を選んで本当に良かったです」と挨拶した佐々木。焦らなくてもいい。これからも一打一打、自分のペースで進んでいこう。

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