Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告
報告:M.Ideshima 写真:Y.Watanabe
これまで日本タイトルにあと少しのところで手が届かなかった吉﨑マーナ(沖縄カトリック高校3年)が、高校最後の夏にやっと勝ち切ることができた。
通算7アンダーパーの首位タイからスタートした吉崎は6バーディ・1ボギーの5アンダーパーの68をマーク。混戦模様の最終ラウンドだったが、終わってみれば2位以下に2打差をつける見事な勝ちっぷりで初の日本ジュニアのタイトルを手にした。
「本当に最後に勝つことができて嬉しいです。今年、去年と日本ジュニアは出ることができていませんし、日本女子アマやロイヤルジュニアとか色々ありますが最終日最終組で回って優勝できないことが今年はすごく多かったので、ここで勝ち切ることができたことは一段階ステップアップできたんじゃないかなと思っています」
勝ちにいった今年の日本女子アマチュアゴルフ選手権では4位タイ。その悔しさを晴らす意味でも今回の日本ジュニアに賭けていたが、調子が上がりきらないままで1日目を迎えた。しかも急遽決まった競技フォーマットの変更に動揺も走った。様々な不安要素を抱えながら挑むことになったが、何度も悔しい思いをしてきたからこそ、やるべきことはわかっていた。
「とにかく自分のゴルフを貫くことだけを考えていました。今週はグリーンが止まる分、スコアが出るので前の組からスコアを伸ばしてくる選手がいてもおかしくないと思っていました。だからこそ自分がやるべきことに集中することが大事だと思っていました」。
また最終ラウンドはスタートホールでも最終ホールでも痺れるほどの緊張感があったと振り返る吉崎だが、その経験によって自分に足らないものを得ることができたと言う。
勝ったことに慢心していないところに今後の可能性を大いに感じる。このあとは最終プロテストが待っている吉﨑だが、次なるステップアップのために今回勝ち切れたことは何よりも大きな財産になるだろう。
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