Championship Reports競技報告
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本選手権史上初の4連覇がかかる水上晃男は、2バーディ・2ボギーのパープレー72で回り、首位と1打差の3位タイにつけた。
「アンダーパーで来ていたのに最後にヘマをしました」と悔やむ。18番(パー4)で残り70ヤード、つま先下がりの第2打を「大きめのクラブで軽く振ればよかった」もののアゲインストの風もあってサンドウェッジでフルスウィングをしようとしたところ、ボールの手前を大ダフリ。グリーンまで届かない大ショート。結局ボギーとしてしまったのだ。
元々この日はちぐはぐなプレーが続いていた。出だしの3ホールはいずれもバーディチャンスにつけたのに「ことごとく外れた」。前半はスコアカード通りのパープレー。12番で待望のバーディが来たと思ったら、次の13番で「3パット」のボギー。さらに17番でバーディを獲ったあとの18番のボギーだったのだ。
大会3連覇の覇者でも飯能ゴルフクラブの攻略には、頭を抱えている。「攻めるとボギーになる。安全に、安全に。置き場所を考えながら」コースマネジメントに重きを置いている。「グリーンが難しい。奥にはいきたくない」とピンより手前から攻めるしかない。「ギリギリ」の距離で、風が強いと、なおさらクラブ選択にも悩む。コースが難しければ難しいほど、それだけにやりがいもあるというものだ。
「パープレーだったら楽しみ。調子は悪くない」と表情は暗くはない。今年はいわゆるシニアルーキーとして高橋雅也(嵐山CC)ら実力者が多く参加しており「そう簡単には勝たせてはくれない」と気を引き締めている。その髙橋とは同スコアで並んでいる。「あと2日間頑張ります」と目には力が入っていた。

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