Championship Reports競技報告
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先週、鹿沼カントリー倶楽部で行われていた関東ミッドアマチュアゴルフ選手権に出場していた松下宗嗣は、第1ラウンド終了後に喉に痛みを覚えて棄権した。熱もなく、咳も出なかったが、念のため医者に行き、検査をしてもらい、幸い新型コロナウイルスやインフルエンザには罹患していなかった。ただの風邪だったのだが、体調も思わしくなく、本大会も「無理だろうな、85ぐらい打って帰るか」ぐらいの思いしかなかった。それでも、いざ出場するとなれば「前後半とも3オーバーパー」の78で2日間まとめれば、「最終ラウンドまでいける」と目標を立てた。
今回の会場の飯能ゴルフクラブのコースコンディションは素晴らしく、各選手とも賛辞の声を惜しまない出来で、松下も練習ラウンドでグリーンの速さに驚き「奥にいかないように」安全にプレーしていた。ところが「今日は浅めにいこう」と読んでいたところ、パットが「ポンポンと」入って一時は3アンダーパーまでスコアを伸ばした。
そうなると人間とは不思議なもので、それまで意識をしていなかったにもかかわらず、終盤に「プレッシャーがかかって」16番ボギー、17番は「手が動かなくなって」3パットのダブルボギーを叩いてしまった。それでも、そのままでは終わらなかったのは、さすがだ。18番をバーディで締めて、1アンダーパーで横山浩康と並んで首位タイとなった。「まぐれですね。上出来、できすぎです」と謙遜する。
当初の予定よりはで7ストロークの貯金ができたことになる。しかし「明日も慎重に、無理しないで、危ないことをしないように」と浮かれることなく、明日もセーフティなゴルフに徹する。
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