Championship Reports競技報告

日本シニアゴルフ選手権第1ラウンドが終了。松下宗嗣と横山浩康が-1で首位を並走。4連覇を狙う水上晃男は1打差の3位タイと好位置につける

首位タイスタートの松下宗嗣

2025年度(第46回)日本シニアゴルフ選手権は29日、埼玉県飯能市の飯能ゴルフクラブ(6,605ヤード・パー72)で、120名の選手が出場して開幕した。いつまで続くのかと思われた暑さも過ぎ去り、朝はめっきりと冷え込み、寒さが身にしみる季節の中、120名の出場選手が55歳以上の男子アマチュアゴルファー日本一を争う戦いに挑んでいる。

各選手が素晴らしいグリーンの仕上がりと絶賛するグリーン。その速さに苦戦する選手が多く、スコアは大きく伸びることはなく、1アンダーパー71でホールアウトした松下宗嗣(カレドニアンGC)と横山浩康(ローモンドCC)の2人が首位タイに並んだ。史上初の大会4連覇がかかる水上晃男(鷹之台CC)は、パープレーの72でまわり、高橋雅也(嵐山CC)と並んで1打差の3位タイにつけている。

体調に不安のあった松下は前後半とも3オーバーパーでいけばいいと、無理せずセーフティにプレーしたことが好スコアにつながった。この日は、5バーディ・2ボギー・1ダブルボギーとした。前半をイーブンパーでターンしたあと、12番ホールから3連続バーディで3アンダーパーとして、それまで安全にプレーしていたにもかかわらず、欲が出た。ちょっとスコアを意識してしまい、16番ボギー、17番ダブルボギーとして貯金を吐き出した。しかし、そのままでは終わらない。最終18番ホールでバーディを奪い、1アンダーパーで締めくくった。本選手権には2021年以来4年ぶり5回目の出場の松下。今回は無欲の出場で、優勝を手にすることができるか。第2ラウンドのプレー振りが注目される。

本選手権は3日間54ホール・ストロークプレーで行われ、明日の第2ラウンド終了時で60位タイまでの選手が第3ラウンドに進出する。

1打差3位タイと好位置につけた水上晃男
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