Championship Reports競技報告
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2025年度(第46回)日本シニアゴルフ選手権は30日、埼玉県飯能市の飯能ゴルフクラブ(6,605ヤード・パー72)にて、119名の選手が出場して第2ラウンドが行われた。速いグリーンの上に、難しいホールロケーションが合わさったこの日は、各選手ともスコアメイクに苦しんだ。その中で、首位と1打差の3位タイからスタートした高橋雅也(嵐山CC)が4バーディ・3ボギーの1アンダーパー71でホールアウトし、通算1アンダーパーで単独首位に立った。2打差の2位には前日首位タイの松下宗嗣(カレドニアンGC)がつけ、大会4連覇を狙う水上晃男(鷹之台CC)はさらに1打差の通算2オーバーパーで黒川直広(安芸CC)と並んで3位タイで続いている。なお、この日カットが行われ、通算14オーバーパーの53位タイまでの62名の選手が明日の最終ラウンドに進出した。
この日、首位タイでスタートした松下は、1バーディ・3ボギーの2オーバーパー74と苦戦したものの、通算1オーバーパーで2位に踏みとどまった。前日は無欲で挑んだ松下だったが、首位スタートの成績に所属コースのカレドニアンGCの仲間たちから応援のメッセージがたくさん届き「ホールロケーションが難しかったのと、みんながやんや言うもんだから、パットを打てなかったですよ、昨日みたいに。ショートすることが多かった。気楽な気持ちが消えて」とこの日はさすがに上位でのプレーに成績を意識せざるを得なかった。それでも「74なのでよかったと思います」と、とりあえず第2ラウンドを終えて、ほっとした様子。それに、首位とは2打差。まだ優勝のチャンスはある。ただ「僕はもう64歳だし、楽しんでゴルフができればいいと思っています。エンジョイゴルファーなので」とあくまで無欲を強調した。明日は最終組でプレーする。その無欲さが、大きな武器になるかもしれない。

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