Championship Reports競技報告
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5バーディ・2ボギー・2ダブルボギーの1オーバーパーの74。出入りの激しい内容になったものの、ツアー並みのグリーンに仕上げられたコンディションでの5バーディは圧巻だ。
鈴木にとって今年の舞台、岐阜関カントリー倶楽部はいわばホームコースだ。自宅からの距離の関係などもあり昨年から三好カントリー倶楽部を所属コースとしているが、それまでは岐阜関カントリー倶楽部所属だった。35歳の頃にこの地で本格的にゴルフに取り組むようになり、現在理事長を務める森口祐子プロからも指導を受けたことがあるとのこと。
「超初心者だったのに、贅沢なことに祐子さんにラウンドを付き合ってもらったり、当時はそれがどれだけ贅沢かもわかっていなかったんです。だから本当にここでゴルフの全てを学ばせてもらいました」。
2つのダブルボギーはショートパットを外してのものだったが、それでもこの日はパッティングのフィーリングが良かったと言う。多くの出場選手が舌を巻くほどの高速グリーンも鈴木にとっては、これが普通。そこに驚くことなく冷静に対応できていることが5つのバーディを呼び込んだと言える。
「このコースは本当にグリーンが綺麗で、女子の試合をやるには少しグリーンが硬すぎるとも言われますが、私はここでやってきたのでそこを普通に感じられているのがいいんだと思います。ただ、やっぱり攻略のポイントはグリーンになると思っています」。
鈴木にとって多くのアドバンテージはあるものの、逆にプレッシャーも大きい。ゴルフの喜びと楽しさを知りゴルフ人生を培ってきたコースでの開催だけに勝ちたい気持ちは誰よりも大きいし、良いスコアで回れた当たり前だと思われていることも肌で感じている。その中で迎える明日の最終ラウンド、自分のゴルフをやり切れるかが勝つための鍵を握る。天候の崩れも気になるところだが、明日は頂点を目指し、ひたすら目の前の1打つに挑む。

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