Championship Reports競技報告

髙橋雅也は一時逆転を許すも冷静にプレーしてトロフィーをつかみ取る

前半は苦しい展開だった。髙橋雅也は1番ホールでいきなりボギースタート。その後も7番でボギーを叩き、前半は2つスコアを落とし、通算1オーバーパーでターンした。後半に入ると、同じ組の水上晃男(鷹之台CC)が10、12番とバーディを奪い、イーブンパーとして逆転される。「あぁ、やっぱり水上さんが4連覇するだなぁ」と客観的に見ていたという。それでも「悔いのないプレーをしたい」と気を取り直して、残りの6ホールに挑んだ。すると、13番ホールでティーショットを右に曲げたにもかかわらず、パーをセーブ。対する水上がボギーとして再び首位に並んだ。そこから14、15番と連続バーディで2打差をつけると、16番をボギーにしたものの、再び17番でバーディを奪い、水上に2打差をつけて最終ホールを迎えた。「水上さんは絶対に最後バーディを獲ってくる」と思い、2打差があれば逃げ切れると踏んだ。髙橋がティーショットをフェアウェイに運んだ時点で、ほぼ勝利を確信した。案の定、水上はバーディフェニッシュをするも、髙橋がパーをセーブして、1打差で本選手権初出場初優勝を決めた。

「シニアルーキーとして、こうして優勝できてうれしい。水上さんと優勝争いができて、お互いに良い感じに回れたのを、うれしく思います。結果的に1打差でしたけれども、いいゲームができたかな。前半はバーディチャンスを外して、苦しかったですけど、我慢していれば最後にいいことが起きるかなと諦めずにやっていました」と耐えてのラウンドが勝利をもたらした。

これまで「日本ミッドアマから日本オープンに出る」ことを目標にやってきた。それを今年「日本シニアで3位以内に入って、日本シニアオープンに出ることを目標」に切り替えた。その目標をクリアできたことを一番に喜んでいた。来年は「連覇できればいいけど、まず3位以内に入れればいい。もちろん優勝できたらいいけど」と日本シニアオープンを最終目標に据えている。その日本シニアオープンは、来年福岡県の玄海ゴルフクラブで開催される。

本選手権では、髙橋が水上を抑えて優勝したが、先の関東シニアゴルフ選手権では水上が髙橋を抑えて優勝している。この2人の戦いは、まだまだ続きそうだ。

優勝争いを演じた髙橋雅也(左)と水上晃男(右)
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