Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告

2025年度(第32回)日本女子シニアゴルフ選手権の最終ラウンドが岐阜県の岐阜関カントリー倶楽部・東コース(6,068ヤード・パー73)を舞台に行われ、西下裕美が通算6オーバーパーで初優勝を飾った。
●日本女子シニアゴルフ選手権大会ページはこちら
あいにくの曇り空に気温も低めで、選手らにとっては厳しい最終ラウンドとなったが、その中で盤石のゴルフを展開したのが首位と1打差の2位タイからスタートした西下裕美だ。
今回の舞台、岐阜関カントリー倶楽部は完璧にコースが仕上げられており、特にグリーンはツアー並み。スコアを伸ばすどころか、落とさないことが精一杯という難しいセッティングの中で、西下は前半を2オーバーパーにまとめる。この時点で2位以下に3打差をつけて単独首位に立っていた。西下自身はそんなことは全く気にせず、最後まで自分のゴルフに徹した。最終ホールのパットを沈めた後も優勝したことにしばらくは気づいていないほどで、無の境地が優勝へ導いたと言える。
西下は本選手権初出場だった2021年に4位、2022年に5位、2023年に5位タイ。そして昨年は2位タイと優勝争いに絡みながら勝てずにいただけに、今回は悲願の戴冠となった。
なお、通算1オーバーパーの単独首位でスタートした鈴木智子はやはりプレッシャーが大きかったのか81とスコアを大きく崩し通算9オーバーパーの4位タイで本大会を終えている。西下と1打差の2位には近賀博子。さらに1打差の通算8オーバーパー3位には平松宣子が入賞した。
-scaled.jpg?v=1761897351)
競技メニュー