Championship Reports競技報告
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17番ホールのダブルボギーが痛恨だった。
この日の平松宣子は1バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの4オーバーパーの77。77はこの日のベストスコアタイだが、そう考えるとなおさら17番のダブルボギーが痛かった。
「今日は内容的には悪くなかったとは思います。ただ、17番ホールは目玉になってしまって、そこから出せずにダブルボギーを叩いてしまいました。でも、それも自分のゴルフの弱さというか、課題かと思います」。
緊張感よりも岐阜関カントリー倶楽部のグリーンの難しさのことで頭がいっぱいだったと振り返る平松だが、いい意味で集中はできていた。ボギーが先行する苦しい展開の中で、後半に入ってスコアを伸ばすあたりは、さすがの地力があると感じさせた。ただ、やはり終盤になるにつれて、優勝への意識が少なからずあったのかもしれない。平松は「自分の弱さ」と表現するのは、優勝を意識せずにプレーすることがどれだけ難しいことかをわかっているからだろう。
今年の関西女子シニア選手権を連覇して本選手権に挑んでいただけに、勝てる可能性は十分にあった。来年こそは日本タイトルを手にしてもらいたい。
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