Championship Reports競技報告

難グリーン対策として落としどころを慎重に考えた吉川宏が初出場で首位タイ発進

広く大きなアンジュレーションを持つグリーン。ただでさえ難しいのに、この日のホールロケーションは厳しく、3パットを何度もしたという選手が続出した。その中で、73のベストスコアをマークして首位タイ発進したのが、吉川宏だ。前日の練習ラウンドから、パッティング勝負になることは予想していたという。
「とりあえず、変なところに乗せたら3パットになると思い、そこだけは気をつけてラウンドしていました」。ショットはもちろん、アプローチでもどこにボールを止めるのか考え、なるべく複雑なラインが残らないように心がけた。9番(パー4)では2打目をピン右約2メートルにつけたが、比較的真っ直ぐなラインだったこともあり、難なく沈めてバーディを奪った。ただ、そこまで警戒しながらも50センチのパットを2度も外したという吉川。やはり、一筋縄ではいかないセッティングだったのは確かだ。その意味では、3バーディ・4ボギーの73は自身が語るように良いスタートになったし、満足のいくラウンドにもなった。

今年の6月に65歳を迎え、本選手権の出場権を初めて得た吉川。どのようなレベルでどういう選手が出場しているのかなど全く知らず、手探り状態で臨んだという。大会前の目標は、来年の出場権を得られる10位以内が目標だったが、首位タイ発進したことでトップテンどころか優勝も十分狙えるチャンスを迎えた。にもかかわらず、「パッティングは日によって変わりますし、最終ラウンドも同じようなパッティングができるかどうか分かりませんから」と謙虚な姿勢を見せる。聞けば、後半のラウンドでよく失敗するからとのこと。ならば、新たな自分を発見するためにも、明日は第1ラウンド以上のゴルフを展開するしかないだろう。

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