Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告

2022年大会3位タイ、2023年大会2位タイ、そして昨年大会7位タイと目下3年連続で、本選手権トップ10入りの中谷玲が、4バーディ・4ボギーの安定したゴルフを見せて本選手権初優勝へ向けて首位に立つ好スタートを切った。
スタートから3ホールで2アンダーパー、順調なスタートを切ったかに思えた。しかし、その後は我慢のゴルフが続き、バックナインでは試練のホールというべきか、貯金を全て使い果たしてオーバーパーまでスコアを落としてしまう。中谷本人も「3番ホールでこのままバーディ量産と意気込んでいました」と苦笑い。それでも、この日のキーホールと振り返る17番ホール、6メートルのバーディパットを沈めてイーブンパーに戻すことができた。2日間36ホール・ストロークプレーの本選手権においては、2位と1打差と2打差では違いは大きい。
最終ラウンドの明日は、この日穏やかだったという日本海からの海風が強くなる予報も出ており、中谷も警戒を崩していない。「明日は風の吹く方向も変わるかもしれないし、風が重くなるのかなということを想定して準備したいなと思っています」
本選手権3年連続トップ10は素晴らしい結果には違いないが、中谷本人からするとチャンスにつけながら優勝できていないという悔しさもあるはず。それでもあくまで悔いのないゴルフをするという事が今の中谷の心情だ。「自分のことに集中して悔いなく18ホール終えられれば良いと思います。もちろん結果はついてきてほしいですけど、自分ベースに考えたいかなと思います。」
これまでの実績からしても実力は十分。自分のことに集中することができれば、4年連続トップ10はもちろん、念願の優勝も見えてくるはずだ。
競技メニュー