Championship Reports競技報告

首位スタートの紀村勝也は徹底してピンの手前から攻めたマネジメントが功を奏す

本選手権を一昨年に制した紀村勝也が2度目の優勝に向けて好スタートを切った。1番(パー4)で幸先よくバーディを奪ったこともあり、4バーディ・3ボギーの71でホールアウト。ただ一人アンダーパーをマークして単独首位に立った。

「グリーンが速かったので、とにかく手前から攻めることを心がけました。今日は8割以上のホールでピンよりも手前につけました」と紀村。安全策を心がけ、大きなピンチを迎えなかったことが好スコアにつながった。ただ、ラウンドの終盤にかなりの窮地に陥ったという。

「腹痛に襲われたんです。スタート前に下剤を飲んだからだと思いますが、さすがにショットの際に力を入れることができず、最終18番(パー4)ではボギーを叩いてしまいました」。ホールアウト後のアテストが終わると、一目散にトイレに駆け込んだほどだったが、そんなピンチを乗り越えてのアンダーパーには価値がある。

先月72歳を迎えたばかりの紀村だが、1年ごとにドライバーの飛距離は落ちているという。アイアンショットやショートゲームでカバーするようにしているが、そのためにも日ごろからの練習は欠かせないという。「飛距離は仕方ありませんが、ショートアイアンが曲がるのであれば、曲がらないように練習しないといけません。日々の努力が大切だと思います」。いくらピンの手前を狙っても、距離感や方向性をコントロールできなければ、思ったところにボールを打てない。練習によってショットに対する自信を得たからこそ、しっかりとマネジメントできたといえる。

地元の岡山県で開催された前週の日本ミッドシニアゴルフ選手権には惜しくも出場することができなかった紀村。開催コースの後楽GCはコースレコードとなる64をマークしたことがある得意コースなだけに、悔いが残る。その分も含めて、昨年逃した本選手権のタイトルを奪い返したいところだ。「明日も手前から攻めるマネジメントは変えませんが、ピンを狙えそうなチャンスがきたら、しっかりとチャレンジするつもりです」。攻める場面と守る場面を見極めながら、逃げ切るつもりだ。

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