Championship Reports競技報告

出だし3ホールの好スコアが亀井隆の勝ちたい気持ちを後押し

2018年日本シニアオープンゴルフ選手権ローアマチュア、同年日本シニアゴルフ選手権、2021年日本ミッドシニアゴルフ選手権、そして本年の日本グランドシニアゴルフ選手権と、JGAシニアアマチュア競技全タイトルを獲得した亀井隆(唐沢GC)。首位と1打差で迎えた最終ラウンドは、当然のようにスタート前から最後のタイトル奪取に向けて燃えていた。

「1打差の2位発進だなんて、こんなチャンス滅多にないじゃないですか。必ず優勝したいと思っていましたよ」。その気持ちが出だし3ホールでさらに強まる。1番(パー4)で幸先よくバーディを奪った後、3番(パー5)で早くも2つ目のバーディを奪ったからだ。「バーディ、パー、バーディだなんて、これはもう自分が勝たなくちゃいけないなと思いました」。勝利に対する強い気持ちを勢いが押したことで、覚悟は決まった。「余計なことは考えずに、ただただ自分のゴルフに徹しよう」と。

自らをショットメーカーというだけあって、パッティングさえ決まればバーディ合戦にも対応できるし、我慢大会になればボギーを打たないゴルフもできる。そんな幅広いプレースタイルが、亀井の強さでもある。この日、前半を35で回ってきた亀井は冷静に試合状況を分析していた。「今日のホールロケーションやグリーンのスピードを考えると、それほどスコアは伸びないはず。自分が崩れなければ、勝てるチャンスは十分にあるはずだ」。実際、ハーフターンのときは首位と1打差の2位だったが、後半のハーフでは亀井の読みどおり、首位にいた林建治(和倉GC)がスコアを3つ落とす。亀井もスコアを1つ落としたが、全体的にスコアが伸びなかったため、1打リードでホールアウトできた。

ただ、さすがに最終18番(パー4)を迎えたときは緊張したという。「第2打がアプローチウェッジの距離だったにもかかわらず、左サイドに引っかけたんです。緊張から体が止まってしまったのが原因でしょう」。もちろん、自分が1打リードしていることは知らなかったが、なんとなくパーセーブできれば勝てると思っていた。そのため、あえてグリーンの真ん中を狙ったにもかかわらず、ピンまで15メートルほどはあるパットを残してしまった。
なんとかカップに寄せ、70センチのパーパットを残したが、ウイニングパットはカップの周りをクルッと回ってから消えていった。「外せば4人のプレーオフになっていただけに、危なかったですね」と振り返った亀井。この辺りも勝負強い証拠だろう。

大きな目標を達成した直後だけに、今後の目標はまだ何も決まっていないという。まずは、本選手権での連覇を狙いたいところだ。

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