Championship Reports競技報告
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先月行われた日本シニアゴルフ選手権では、1打差で惜しくも4連覇に届かなかった水上晃男(鷹之台CC)が雪辱に向け、3打差2位と愛媛の地で好スタートを切った。
出だしの10番ホールでバーディスタート。11番もチャンスにつける。惜しくもバーディとならなかったが、12番でバーディ。これからスコアを伸ばすぞ、と意気込みを見せたが、そこからスコアは停滞。折り返しの2番、3番で連続バーディとするも、狭く、池が多く絡むコースの難しさに身構えてしまい、思うほどにはスコアを伸ばすことが出来ずに終わった。
今週、選手の間ではグリーンの速さが話題にあがっているが、その中で水上だけは「速く感じないんですよね」と笑う。それもそのはず、前週、主催者推薦で出場したレギュラーツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」は13フィートを越える超高速グリーン。その速さを経験してきた水上にとっては大きなアドバンテージといえる。また、ここ数年の本選手権の会場は芥屋ゴルフ倶楽部を始め距離が長いコースが多く、20代、30代の若い選手が有利といえた。ただ。今年のコースは例年に比べ「距離が短いので、トリッキーだけど上手くやればパーで上がれる」と、飛距離ではなく経験とマネジメントに長けている水上にとって戦いやすい環境が整っている。
今週は実子である水上晃一(鷹之台CC)が出場。水上の一つ前の組で回っていたため、ラウンド中も息子のプレーをチェック。今日は父親の威厳を保てたようだ。
そして水上が負けられない相手がもう一人。日本シニアゴルフ選手権で4連覇を阻まれた相手、高橋雅也(嵐山CC)だ。
「日本シニアでの悔しさをこっちで取り返してやろうかな」埼玉で奪われた日本タイトル。四国・香川県の坂出カントリークラブが舞台となった2014年日本ミッドアマチュアゴルフ選手権では、髙橋が水上に2打差をつけて2度目のミッドアマチャンピオンを獲得。水上にとっては因縁の地でもあるかもしれない。シニアの雄がここ四国で10年前のリベンジと日本シニアの雪辱を果たせるか。
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