Championship Reports競技報告
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今年の関西ミッドアマチュアゴルフ選手権を制した三上陽二郎(滝野CC)が、5バーディ・4ボギーと1つスコアを伸ばして、通算2アンダーパーで首位と5打差の2位タイに順位を上げた。
狭いコースに加えお昼ごろから吹き荒れた強風に多くの選手が苦しむ中、波のあるプレーながらも粘りのゴルフを展開した。
10番ホールからティーオフしたこの日は11番、12番ホールで連続ボギーを叩き、苦しいスタートとなったものの、気持ちを切らすこと無く続く14番、15番ホールで連続バーディを奪ってプレーを立て直したのは経験の賜物だろう。
「ショット自体は悪くなかったが、ショートゲームとパッティングでチャンスを決めきれなかった」4ホールのパー3の内、3ホールでボギーを叩いた理由を「ラインを読み切れなかった場面が多かった」と分析したが、パー4のセカンドショットはほとんどで良いチャンスにつけるなどショットの精度は決して悪い訳ではない。
この日のハイライトは5番ホール。右から切れるラインを正確に読み切り、7メートルの距離を沈めたパッティングを「しっかり読み切れた」と手ごたえを感じたという。
最終ラウンドに向けてはトップとは5打差ではあるものの、「厳しいと思いますけど、自分のゴルフをして4アンダーパーを目指していければ」と前向き。前日は風を想定し、球を抑えて運ぶショットの練習を入念に行ったといい、「狭くて風の強いコースでは球をコントロールする技術が必要」と戦略面でも準備を進めてきた。
「ハーフターンを終えたところで(優勝を)狙える位置まで上げて、最後の9ホールを勝負の場にしたい」厳しい状況を理解しながらも、優勝への思いは揺らがない。最終ラウンドに逆転のチャンスを掴めるか、三上のプレーに注目したい。
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