Championship Reports競技報告

初制覇に王手をかけた山下大介

11月20日、35歳の誕生日を迎えた山下大介(長崎CC)が本選手権初優勝に王手をかけた。

「昨日は出来すぎたので気負わず、いつものように気楽に」をテーマにスタートしたこの日は盛大なバースデーとはいかず、前日のような爆発的なスコアとはいかなかったが、堅実なプレーで71とスコアを伸ばし、通算7アンダーパーで単独首位をキープした。

「チャンスもなければ、ピンチもなかった」というように10番ホールからスタートした第2ラウンドは、前半すべてパー。後半3番のパー5ではティーショットを右に打ち出し、あわやOBかと思いきや、山の中からボールが出てくるラッキーを、60ヤードから打った3打目はピンそば2メートルにつける見事なショットに繋げて、初バーディを奪取。続く4番ホールではボギーを覚悟したという6メートルのパーパットを決め、昨日からの続く好調なパッティングでピンチを凌いだ。7番ホールで2つ目のバーディを決めた山下がこのまま後続を一気に突き放すかと思われた。しかし、次の8番ホールでボギーを喫し、スコアを1つ伸ばすにとどまった。それでも、昨日の言葉とおりにセーフティファーストを心掛けたプレーで2位グループとの差を5ストロークまで広げたのは、見事だった。

そしてこの2日間、初めて一緒に回ったという豊島豊(箱根CC)とのラウンドも大いに刺激になった。「自分だったら簡単にダブルボギーになる状況でも、ボギーで凌いでくる。際どいパーパットも入れてくるのは、流石だなと思いました。みんなそうだと思いますけど、豊島さんは社会人の憧れみたいな人なので、2日間一緒にプレーすることが出来て良い経験になりました」飛距離がほぼ同じだという豊島とのプレーは山下にとって思うところも大きかったはずだ。

追われる立場で迎える最終ラウンド。
「追われる立場になるのも、こういう大きな大会で優勝争いするのも学生ぶりですね」社会人で一度辞めた競技ゴルフに復帰して早4年、初の日本タイトル獲得まであと18ホールを残すのみ。「緊張は……めちゃくちゃします」と大一番を前に胸は高まるが、「緊張しながらプレーするときの方が、結果が良い。今までの経験をもとに、その緊張感を楽しみながら明日頑張りたい」と意気込む。

35歳になって最初の祝杯をあげるべく、本選手権初制覇へ挑む。

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