Championship Reports競技報告
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2025年度(第15回)JGA杯J-sysゴルフ選手権(男子)は26日、兵庫県三木市の三木ゴルフ倶楽部/東・南コースで64名が出場し、18ホール・ストロークプレー(アンダーハンディキャップ競技)を行い、濵砂誠(ライオンズGC・プレーイングハンディキャップ13)がネットスコア67で初優勝を飾った。2打差の2位に小畑智弘(日本パブリック協会)、さらに2打差のイーブンパーで山本義久(富士平原GC)が3位入賞。濵砂は2023年大会3位タイの自己最高順位を塗り替えての嬉しい戴冠となった。
「今日は、キャディーについてくれた方が素晴らしかったです」開口一番でキャディーを絶賛したのは初優勝の濵砂。「パッティングのライン読みも的確で、すごく感謝しています」と言葉を続けた。濵砂は前日に練習ラウンドを終えてコースをあとにすると、その足で練習場に向かい200球を打ち込み、今朝は100球を打ってからコースに到着したという。「自分は球を打たないとダメなんです。それでも不安だったのですが、今日のスタートは良かった」と、信じがたい練習量にも涼しい顔。前半9ホール目には100ヤードのセカンドショットを2.5メートルに乗せてバーディを奪取し「ガッツポーズが出ちゃいました」と笑顔。そんな濵砂の表情を曇らせたのは、最終ホール。ティーショットを左にミスしてOBとし、打ち直しは右のホールに打ち込んでしまい、結局トリプルボギーを叩いてしまった。「ホールロケーションもすごく振ってあって、難しかった」とJGTOツアー競技も開催されている三木ゴルフ倶楽部の難しさに難儀したようだが、2023年大会の3位タイを大きく塗り替える優勝という成績に、最後は弾けるような笑顔を見せた。
これまでもシニアの大会に挑戦しているが、レベルの高さになかなか思うような結果を出せていないという濵砂。「今度はグロスの試合で全日本に出場できたらいいかな」と目論むが、「来年のこの大会は、家の近くの愛知カンツリー倶楽部での開催なので、ぜひ出場したいと思います」と、いまだ誰も達成していない本選手権2連覇を目指して、これからも練習を積み重ねていくつもりだ。

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