Championship Reports競技報告
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写真:Y.Kawatani
大会8人目の連覇に向けて鳥居さくらが首位と2打差の8位タイと好位置で第1ラウンドを終えた。12時30分、強い日差しと蒸し暑さの中でスタートした大会連覇へのチャレンジは、本人も「ずっこけスタート」と苦笑いするボギーで幕を開けた。バウンスバックを決めた直後に再びボギー。5番では1番に続くパー5でのボギーと先行き不安なプレーに見られたが、7番のバーディで覚醒。そこから「パッティングのイメージができてきて」と3連続バーディで前半を4バーディ・3ボギーの1アンダーパーで凌いだ。後半は16番の1バーディにとどまり、2アンダーパーでホールアウトした鳥居だが、表情は柔らかかった。
前半は「溶けそうな暑さ」も、ホールが進むにつれて「日も傾いてきて風も少し出てきた」後半も「汗が気になったりする場面もありましたが、水分補給もしっかりして最後まで集中を切らさずにプレーできました」というのと、「今日は、5バーディを獲れたし。あとはもったいないボギーを減らすだけかと思います」と、さらなる好スコアに手応えを掴んでいるのが、その理由かもしれない。
アップダウンのある名神八日市カントリー倶楽部は、「守りすぎない攻め方を徹底していたのですが、やはりホールによっては攻めすぎてはいけないところもあり、そのジャッジがボギーに繋がった」とマネジメントが攻略の鍵を握ると改めて感じている。自分のゴルフの調子、コースとの向かい方、暑さ対策……隙を感じさせない鳥居。「欲張らずに、自分のプレーを徹底できれば……」に続くのは大会連覇という言葉。鳥居の頭の中で予想図は、くっきりと描けているようだ。
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