Championship Reports競技報告

ベストスコア65を叩き出し2打差2位タイに浮上の中島真弓は恵みの雨に躍動

これが、恵みの雨というものか。中島真弓が7バーディ・ノーボギーの65をマーク。一気に優勝争いに加わった。ホールアウト直後は、ちょっと興奮を隠せない様子だったのも納得である。

「今日はパーオンが13回。いずれもピンから5メートル以内につけることができた」という。続けて、「昨日はバンカーショットが7回あった。ティーショットがぶれて本当に苦しかった」と大きなため息をつく。この日は10番スタート。11番でピン奥2.5メートルを沈め、最初のバーディを奪う。心がけたのはフェアウェイキープ。改めて、前夜にはコースマネジメントをしっかり立て直した。
「昨日、特に第2打の飛距離が出ていた。だから、今日はクラブの番手を落とし、しっかりと振り切るように。別人になりました」と目を丸めている。加えて、変化をつけたことを質問。ちょっと考えて、「昨晩からホテルに宿泊。第1ラウンドは都内の自宅から会場へきました。試合ですから、やはりホテルに泊まると気持ちが違ってくる」と話した。

後半に入ると、雨が激しくなったが、快調なリズムは少しも乱れない。後半は2番3メートル、3番ではピン左から4.5メートルの連続バーディ。さらには、6、7番でも再び連続バーディと、素晴らしいプレーを惜しみなく、ギャラリーへ披露した。
それだけに、最終9番がパーセーブで終わったことが悔しい。「1.5メートルのバーディチャンスをはずした。残念……」。カップインさせれば、通算スコアもアンダーパーだった。とはいえ、このコースで65を出したことに価値がある。トーナメントコースレコードは、セッティングの違いなどはあるが、17年前の2009年日本オープン第3ラウンドに記録された65。中島のこの日のプレーがいかに凄いことかおわかりだろう。

5月は誕生月。30日、新しい一年がスタートする前に自身へのプレゼントは、やはり日本女子シニアオープンのナショナルオープンタイトルだ。「最終ラウンドも今日と同じようにフェアウェイキープを第一に、コースへ挑んでいきたい」と前置きし、「同じ人間がプレーするわけですから、昨日の私もいる。それを忘れてはいません。明日はどちらが出てくるか」

新緑の季節の雨は、美しい花を咲かせるものだ。慢心の気持ちなどまったくない。

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