Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告

今大会のローアマチュアに輝いた人見佳乃は、嬉し涙を流した。「すごく嬉しい。最終ラウンドが一番、緊張していた」という。最終ラウンドに進出したアマチュアは1人。タイトルは、ほぼ確定していた状況だったものの、ホールアウトするまでは気を抜くわけにはいかない。
一年間、この日のためにできる限りの努力を重ねた。「予選の時から精一杯、やってきました。ローアマチュアのタイトルは父(中嶋常幸)、叔母、弟も獲っている。私もひとつぐらい獲りたい。父もきっと喜んでくれていると思います」。中嶋家の長女は、そんなプレッシャーがあった。
もちろん、意地もある。印象に残ったシーンは、パー3の12番だった。11番で1メートルのバーディチャンスを逃した直後。ティーイングエリアでより集中力を高めた。8番アイアンの第1打をピン右手前4メートルにつけた。慎重にラインを読んで、カップイン。

ただし、取材時には、喜びよりも反省のコメントが多い。「パー5でスコアを3つ、落とした。ちょっと緊張していましたね。きょうは耐えるゴルフが続いた。次の課題にします。アイアンショットの当たりが悪い。惜しいところがあったから、残念です」と説明する。
ゴルファーとしての顔もあるが、家庭をもっと大切に。そんなテーマを掲げている。「練習をしすぎても家庭は回りません。事前に計画を立てて、今日はこのぐらい練習をする、といった感じで毎日を過ごしている。ゴルフのイメージを途切れさせないようにもしたい。結構、難しかった」と、ここまでを振り返った。
まさに、時は金なり。素晴らしい人生を送っている証でもある。「父もそうですけど、年齢を重ねてくると、思うようにいかなくなってきます。私にとってゴルフの魅力は、今できる自分を確認できること。精いっぱい、やっているかのバロメーター。目標がもらえることが楽しい」。
さらに、「プロの選手の方と一緒にプレーができて、幸せでした。私はアマチュアだから逃げ道がありますけど、皆さんはお仕事です。一生懸命、向き合っているお姿を目に焼き付けました」と、感謝の言葉を添えた。

競技メニュー