Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告
競技報告:Y.Koseki 写真:Y.Watanabe / S.Osawa

昨年4月、国内男子プロゴルフの下部ツアー(ACNツアー)競技で、最終日(第3ラウンド)に3打差を逆転して優勝し、話題を集めた武田紘汰(当時、高校3年生)が本選手権でも第1ラウンドの29位タイスタートから2日続けてのノーボギーのプレーで、順位をするすると首位と4打差の3位にまでアップ。明日の最終ラウンドは昨年4月と同様、逆転で優勝を狙える位置に来た。「逆転」は本人もしっかりと言及。「首位のKim選手は上手いと思いますが、やっぱり緊張すると思うので、しぶとくプレッシャーをかけていけば……」、チャンスはあるはずと真っすぐ前を向いて語った。
自信を持ってそう口にできる理由は今日のゴルフからも見ることができる。
この日の武田は、前半は1番と8番ホールでマークした2バーディ。後半も、10番と最終18番ホールで獲得した2バーディの合計4アンダーパーの68。「前半はショットが良く、惜しいチャンスがあと1、2個あったんですが、ノーボギーでプレーすることができました。でも後半は、10番ホールで1メートルくらいにつけてバーディを獲ったあとは、すごく苦しくて、耐えるパーパットが続く展開だったんですが、最後まで耐えることができました」。前半は好調なショットによるバーディチャンスの連続だったのが一転、後半は「耐えるゴルフ」。それを支えたのが、ひとつは的確なタッチのパッティング。多くの選手が重いグリーンにタッチを合わせられずに苦しむなか、武田は「(ノーボギーの)昨日から難しいパーパットがしぶとく入っているので、今は自信持って打てています」という。
もう一つがアプローチ。パーオンを逃しても、「アプローチはそんなには苦手ではないので。まあ、一応どこからでも寄せられるイメージがあります」という。

そこで明日、逆転を視野に入れての思いだが、「同じ組で、(相手が落ちてくるのを待つのではなく、自分から)追いつくしかないので。それで、前半を終わって2打差くらいにまで縮められたら、後半に猛チャージをかけられたらいいかな、と思います。自分はそれほど勝負弱くはないので、大丈夫でしょう。バーディチャンスは確実に決め、そしてパーパットをしぶとく決め続けていけば、相手にプレッシャーをかけられると思います」
首位と3打差の2位に位置する亥飼陽の「自分は自分のプレーをして、それで相手が気にしてくれればいいかな」という姿勢とは対照的。より能動的な意気込みを示す武田紘汰。明日の最終組は、見ごたえのある動向となりそうだ。
競技メニュー