Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告
競技報告:Y.Koseki 写真:Y.Watanabe / S.Osawa

終わってみれば、佐藤快斗は持てる高いポテンシャルとディフェンディングチャンピオンとしてのプライドをきっちり示した今大会だった。
今週の佐藤は、「この試合が始まる前までは、いい感じの調子じゃなかったんで、ちょっとどうなるか心配だったんですけど」と半分不安を抱えていた。実際、今年は出場5~6試合で、うち4試合ほどで連続して予選落ち(36ホールカット)に喘いでいた。原因は、ひとつはショットの距離感を掴み切れないこと。スウィングのヘッドスピードが増した半面で、それに応じた的確なコースマネジメントやスピンコントロールが出来ない状態が続いていた。
もうひとつはメンタル。「スウィング自体はそれほど悪くないんですけど、ひとつのミスから流れを悪くして、後に引きずるみたいなゴルフが多かったんです。それと、ボギーを打ったあと、取り返そうと思って、結果行き過ぎちゃうときとか、逆に落ち込むときもあって、両方がちょっと極端に出るのが良くなかった」と自己分析する。
こうした苦しい状態を経て、迎えた今大会だったが、第1ラウンドから70・68・70・69と連日のアンダーパー。順位も21位タイから6位タイ、4位タイ、そして最終ラウンドは3位タイまで順位を上げることができた。

この日のプレーを振り返れば、前半は2番と7番でバーディを獲ったあと、距離の短いチャンスホールの8番(390ヤード・パー4)と獲りたいパー5の9番(625ヤード)で、ともにセカンドショットのミスからバーディチャンスを作れずパーに終わったことを悔いていた。このどちらかでバーディを奪えたら、1イーグル・1ボギーに終わった後半はもっとスコアを伸ばせただろうというのだ。
確かに本人はまだまだ不満なのだろう。
しかし、その一方で「今やれることは、頑張ってやれた1日だと思います」といった言葉をもらし、「4日間やって、だんだんといい感じの場所で終われたんで、とりあえず良かったかな」とも締めくくっている。次の佐藤のゲームを期待させるには十分な流れだ。
その次の戦いだが、全米アマチュアゴルフ選手権の予選競技挑戦と、アメリカでも屈指のレベルを誇るアマチュア競技会「ウエスタンアマチュア」に招待出場する予定だ。海の向こうからホットなニュースが届けられる可能性も出てきた。
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