Championship Reports競技報告

前日の悪い流れを引きずることなく、この日のベストスコア67で2位に躍進した藤井太己

競技報告:Y.Koseki 写真:Y.Watanabe / S.Osawa

優勝したMinsu Kimとは5打の差はついたが、今大会の2位はこの日のベストスコア67をマークし、前日の6位タイから躍進した藤井太己だった。

67のスコアは今週3回目(第1ラウンドから67・67・75・67)。だが、「最終ラウンドの5アンダーパーはめちゃくちゃデカいです。これまでは3日目、4日目で崩すことが多かったので、この2位はすごく満足です」と、ラウンド後は満面の笑み。

「前半はバーディがポンポン来て楽しかった」と振り返るように、この日の藤井は前日の75というラウンドが嘘のような快進撃を見せる。

実は、昨日もショットの内容はそれほど悪くなかったという。にもかかわらず、ボールが「木の上に乗ったり、松の木に当たってOBに行ったり、カート道路で跳ねて林のなかの木の真後ろに止まったりで、本当に運が悪かった」と苦笑。アンラッキーの連続に、普段は笑顔を絶やさない藤井も不機嫌さがあらわになったようだ。そのため、いつも明るく楽しく藤井を盛り立ててきた石橋澄空キャディ(二人が所属する東海大九州ゴルフ部の後輩)も「かける言葉が見つかりませんでした」と語る、悪夢のような一日だった。

「あまりにもツキがなかったので、昨日終わってから占いをチェックしたんですよ。そうしたら、血液型と星座を組み合わせた48タイプに分かれる占いなんですが、昨日の僕は48中の48位でした(笑)。これじゃ、しゃーないわ。こういう日もあるよ」とさばさば。今日に引きずることはなかった。

「今日は、とりあえず結果を考えずにドライバーを振り切って」とスタート。するとスタートの1番から2番、4番、7番、8番でバーディ。前半は5アンダーパーの31。ハーフターン後の10番でさらに1打伸ばして、通算13アンダーパー。その時点で首位のKimに3打差にまで迫った。
残念ながら、直後の11番からの6ホールで3つのボギーを喫し、通算10アンダーパーまで後退したが、それも大きなミスによるものではなく、たまたま松の枝に当たったり、バンカーで目玉になったりで、その後のプレーに影響はなかった。パッティングの好調さもあり、「それで、最後に2連続バーディが来たので、楽しかったです」と笑う。
「今回の成績はとても自信になります。この勢いで次の日本学生(ゴルフ選手権)も楽しくプレーできそうです。帯同キャディ無しなのが残念ですけど、今度はひとりで周りを巻き込んで楽しくプレーしてきます」。

藤井太己は現在大学3年生。少なくとももう1年、この選手権で彼のゴルフが見られるのは嬉しい。

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