Championship Reports競技報告
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第1ラウンドを7アンダー・ノーボギーの64で終えた長﨑大星(勇志国際高校2年)はインタビューエリアの椅子に腰を降ろすと、いかにも満足気な、穏やかな笑顔で取材に応じた。長﨑は11位タイに終わった日本アマチュアゴルフ選手権のあと、アメリカに渡って2試合に出場。その結果は満足できるものではなかったようだが、その間に取り組んだスウィング調整が結実しつつあった。
「特にアイアンが、自分の中ではすごく上達したなって思って。それで昨日の前日練習でアイアン(ショット)が良い形だったので、今日はすごく良いラウンドができるんじゃないかなと思っていました」
ところが、スタートの10番ホール(パー3)から、そのアイアンが左に行きがちになった。そのため、「大きなミスに繋がりはしなかったんですけど、今日は凌ぐ日だなと思ってたんです」スウィング調整に確かな手応えを感じていたにもかかわらず、それが再現できなかったのは、この大会ゆえの特別な緊張だろうか。長﨑大星が優勝候補の一番手であるのは、誰もが認めるところで、そのことがプレッシャーにならないはずはない。
「そうですね。やっぱり最近結果が全然出てないですし、自分の中でもすごい焦りはあったので、そう言う面では緊張っていうのはあったんじゃないかなと思います」と本心を臆することなく口にする。
それでも4ホール目(13番パー4)で3~4メートルの距離を沈め、この日最初のバーディが来る。「最初、アイアンが左に出がちなことが分かっていたので、それを加味して、安全な方安全な方を狙っていきました。でも、パッティングがすごい良かったから、ミドルパットの距離につけることが出来れば入るっていう自信があり、リラックスしてプレー出来たのが良かったんじゃないかなと思います」
この後はショットも次第に安定。そこにラッキーが加わった。
前半最後の18番ホール(500ヤード・パー4)でティーショットがフェアウェイ右の樹木を直撃した。「右から大きく回そうと思って打ったら、その木の存在が見えてなくて当たってしまって(笑)。 50ヤードくらいしか飛ばなくて(笑)。そこからはホールの先が何も見えなくて、セカンドが狙えない(第2打の落とし場所がわからない)。なので、とりあえず200ヤードぐらい先まで走って見に行って(笑) 」というドタバタ劇。結局、残り130~140ヤードの第3打をカップ4~5メートルの上りのストレートラインにつけることができたので、「これは決められるぞ!と思って打ったら決まってくれて。大きいパーでした。それと、そのあとはハーフターンで40分の休憩があったのでしっかりと落ち着くことができました。そのまま後半のホールに行っていたら、もっとバタバタしちゃってたと思います」と屈託のない笑顔を見せる。

後半の9ホールは4バーディの32。終わってみれば、18番ホールを除いて危なげのないラウンドになった。明日に向けては、「やっぱり流れに乗るとトントンってすごく周りやすいコースですけど、流れが悪くなると長いホールが続くので、スコアを落としがちになるので難しいところだと思います。だから明日も、(バーディを)獲れるホールと守るホールをしっかり分けてマネジメントして、まずはパーっていう攻め方を大切にしていきたいなと思います」
第1ラウンドを終えて、長﨑大星に大きな死角は見当たらない。