Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告
競技報告:Y.Koseki 写真:K.Aida

第1ラウンドは7アンダーパーの64、第2ラウンドは5アンダーパーの66。2日間ともその日のベストスコアで、依然ノーボギー。2位以下に5打の大差をつけ、明日の最終ラウンドを迎えることになった長﨑大星(勇志国際高校2年)。しかし、アテストを終えた長﨑の表情はいまいち冴えない。というのも、この日マークした5個のバーディはいずれも前半。ハーフターン後はバーディなしに終わったからだ。
「午前中は、全体的にショットはそんなに良くはなかったんですけど、5メートルくらいのそこそこのチャンスにつけたホールでバーディが獲れるいい流れだったんですけど……。後半はティーショットがうまくいかず、セカンドも寄らずで、やっぱり苦しいプレーでした」とうつむく。
調子が上がらなかった原因のひとつに、「後半は、少し気が抜けてしまった」と、集中力が戻らなかったことを挙げる。プレーの進行上、ハーフターンの休憩(昼食タイム)が1時間余りあった点に、「もうちょっとサクッと行きたかった」と言うのだ。
それでも、集中力を欠くなか「すべてパーで耐えられたのは、すごい良かったんじゃないかなと思います」とノーボギーの結果をポジティブに捉える。ショットが不調でもスコアを落とさないゴルフは、長﨑がいま重視し、取り組んでいる戦略。「あとは、少しずつ上向きになってきたショットをもう少し調整すれば、もっと良いスコアが出るんじゃないかと思います。ショットが上向きになっているのは確かなので、明日は(自分に自信を持って)落ち着いてプレーしていきたい」
もちろん長﨑が狙うのは優勝だが、「日本ジュニアだから勝ちたいというのではなく、まずは今年1勝したいと思っているので、ワクワクしています。そして、ここからどんどん調子を上げていけたら」という。
目指すゴールはここではないのだ。貪欲な視線の先にあるのは、「自分の目標はメジャーの出場権を得ることなので、(優勝者に来年のマスターズと全英オープンの出場権が付与される)10月のアジア・パシフィックアマチュア選手権と日本オープン」と明言。今はそこに向けての調整段階にある。そして、そのための一番の課題は「アイアンの縦距離。バックスピンの計算はまだ劣っているし、難しいなぁと思っています。もう少し考えて打てば良かったのに、と反省するときもあるので、明日はもっと工夫したプレーで、良い形で終われたらと思います」。明日、長﨑が対峙するのは単なるスコアや順位ではなく、プレーの質のようだ。
