Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告

トップと1打差の2位でスタートした近重怜奈(埼玉栄高校1年)。日本ジュニアゴルフ選手権という大舞台での最終組。しかも同組は後藤あい、廣吉優梨菜というナショナルチームの2人なだけに緊張しないわけがない。
出だしはやはり硬さがあった。初めてスコアが動いたのは5番ホールのパー4。ラフからのセカンドショットでフライヤーを警戒していたにも関わらずオーバーしてボギーを叩いてしまう。
「あのボギーでもういくしかないと思いました。昨日まではパットが良かったんですが、今日はチャンスからも入れられなくて悔しさはあります。でも、ナショナルチームのメンバーと回るというだけで緊張はしていたんですけど、朝から本当に楽しみのほうが勝っていました。悔しいですが、それよりも高校1年で経験するには大き過ぎるくらいのものを経験できたと思います」5番ホールのボギーの直後の6番ホールから3連続バーディ。何かが吹っ切れたことは確かだ。

2日目までの好調の要因を目の前の1打に集中できたからだと話していた近重。今日の序盤、自覚はなかったのかもしれないが、ナショナルチームの2人を意識したのかそれができていなかった。初めてのボギーが自分を取り戻すきっかけになったのかもしれない。
結果、終盤まで優勝した後藤あいにくらいつき3日間通算19アンダーパーの2位。この経験を活かして来年は優勝争いをする中で首位に立ったときに自分がどういう心境でいられるのかが楽しみだと言う。
来年は勝つことを意識して出場したいと笑顔で答えたその表情には近重本人が言うように悔しさよりも満足感が満ち溢れていた。