Championship Reports競技報告
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2年前、大会最年少記録で日本アマチュアゴルフ選手権を制した松山茉生(福井工業大学附属福井高校3年)が、第3ラウンドのベストスコア67をマークし、前日までの5位タイから2位に順位を上げて今大会を終えた。
「日本ジュニアは中学2年から毎年優勝争いをして、でも最終ラウンドに(順位を)落とすというのが、なんかパターンになっていたので、今年こそはと思ってたんですけど……。優勝は(長﨑)大星が伸ばしていたのでどうしようもなかったですね。実は、去年も一昨年も、最終ラウンドは首位から出て、それで表彰式にすら出られなかったんです(4位以下の順位)。だから、今日は頑張って2位にはいきたいと思っていました。最後に、その通りの良いゴルフできて良かった」そう語る松山の顔からは、大きくはないが確かな満足感が見えた。
この日の松山は、「優勝」のプレッシャーから解放されたからか。パッティングはこの3日間で最も安定し、ショットは最終18番ホールを除くすべてのホールでパーオン。そして、他を圧倒する300ヤード超のドライバーショットも「最後まで自分らしく振って攻め切れた」と、自分の持ち味を存分に発揮できたことで、「悔いはないです」と語る。
しかも、舞台は2021年の東京オリンピックのゴルフ競技で使われた霞ヶ関カンツリー倶楽部東コースで、五輪と同じ7443ヤード、パー71の設定。「距離は、特別長くはないんですけど、ティーショットがフェアウェイを外れるとアゴの高いバンカーに入ったり、逆にバンカーを避けた側のラフに行くと、今度は木でグリーンを狙えなかったりとか、そうした難しいところが多い。フェアウェイは全体に傾斜が強く、グリーンのアンジュレーションも大きいといったところもとてもハード」として、ゴルフの総合力がシビアに問われるコースであり、「そこが、プレーしてて楽しいです」と話す。
そして、今日のホールロケーションは3日間でも最も難しかった。そこで67というスコアを出せたことに、松山は「清々しいですね」と嬉しそうだった。

この秋、松山は日本プロゴルフツアーの予選会(QT)に挑戦する予定だ。
「JGAナショナルチームメンバーの(長﨑)大星には大差をつけられたので、もっといろんなことを学んでQTに向けて調整していきたいと思います」。具体的にはパッティング。そしてこの日本ジュニアのように思い入れが強すぎる(=意気込み過ぎる)と第1ラウンドに空回りしがちというメンタル面も課題だという。そして、「ここで、そうした課題を改めて確認できたのは、QTに向けていい経験だったと思います」と前向きにとらえる。
圧倒的な飛距離でアマチュアゴルフ界を瞠目させた松山茉生が国内ツアーを騒がせる日は近そうだ。