Championship Reports競技報告
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写真:Y.Watanabe
日本チーム最終ラウンドの先陣を切ってスタートした新地真美夏。1番でバーディを奪い、逆転に向けた狼煙を上げたが5番でボギー。それでもバウンスバックを決めると7番で連続バーディを奪取する新地らしい粘りのプレーで前半を終えて2つスコアを伸ばす。後半も一気呵成にと期待が高まったが、12番から3連続ボギーを喫し万事休した。16番のバーディで一矢報いたものの、4バーディ・4ボギーのパープレーに終わり、昨年大会のリベンジは果たせず、「目標とするスコアに届かなくて、すごく残念な気持ちが大きい」と悔しさを隠せなかった。
それでも、「うまくいかない部分はありましたが、集中を切らさず終盤でバーディを奪えました。自分のためになるゴルフは出来たと思う」と最後まで自分のゴルフを貫けたことは間違いない。「ホスト開催で3位で応援してくれた皆さんに良い結果を見せることが出来ませんでしたが、日本チームはみんなが1打1打頑張ったと思います」という言葉は、自分自身もメンバーも日本代表として最後まで諦めずにプレーできたという誇りを感じさせるし、その通りのプレーを見せてくれた。
一方で、新地は本大会で自らプレッシャーをかけてしまったことを反省点に上げ、「もちろん技術的に足りない部分もありましたが、気持ち的な面が大きかった」と、振り返る。周囲からの期待は高まる中、それに応えようと思う気持ちは誰にも生まれること。それを背負っても自らを強く持ち続けることの大切さを身を持って経験できたことは、新地にとって大きな収穫になっただろう。その強さを身につけることができる新地であることに期待したい。
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