Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告
写真:Y.Watanabe
首位の韓国チームと4打差2位で第1ラウンドを終えた日本チーム牽引したのは、本年JGAナショナルチームメンバー入りを果たし初めて日本代表として本大会出場している髙岸鈴。女子チーム3番手で1番ホールをティーオフした髙岸は3番(パー5)でバーディが先行。ショットの調子は悪くないという手応えとともにホールを進めていくと9番(パー3)で2つ目のバーディを奪取。「今日は、基本的にティーショットが良くて2打目をフェアウェイから打てていました。フェアウェイを外したのは3回ぐらい。アイアンショット自体も良かった」と安定したショットを見せていた。しかし、「ショットは良かったのですが、ピンから逃げてグリーンセンターばかりに打っている感じでチャンスが来なかった」と15番までスコアカード通りのプレーで悶々とした気持ちを抱えていたよう。迎えた16番(パー3)。「ピンはグリーン左サイドで、フェードヒッターの自分にはピンを狙いにくくてグリーンセンターに逃げた」とパーオンしたものの3パット。続く17番はセカンドショットの選択ミスでグリーン奥にこぼしてアプローチを寄せきれず連続ボギーを喫してしまった。それでも2バーディ・2ボギーのイーブンパーでのプレーは、日本チームトップとなる個人戦2位タイにつける好スコアとなり、「グリーンスピードも速いので、外してはいけないところを考えてプレーができました。自己採点は75点ぐらいです」と、自信を深めたよう。「守りに入った部分がスコアに繋がらなかった」という第1ラウンドの反省点を踏まえ、「明日は狙うところと守るところを切り替えてプレーしたいと思います」と、マネジメントの徹底を誓った。髙岸にとって憧れでもあったナショナルチームでのプレーは「JAPANのユニフォームを着ていると、ボギーを打ってしまっても“これを着ているんだ”と思って頑張れました」と、日本代表としてのプライドを強くしている。「あと2日、個人でもチーム戦でも優勝できるように明日も頑張りたい」と、明日も日の丸を背負って精一杯のプレーを誓った。
鳥居さくら +2(3バーディ・3ボギー・1ダブルボギー)個人戦:6位タイ
「前半は波が激しくてパーを取るのに必死なところがあって、自分のプレーができませんでした。後半は“みんなも頑張っているから自分も……”と思ってギアを入れ替えたつもりでした。ショットも荒れていたし、アイアンショットも散っていましたが、ガッツパーとかで凌いでノーボギーでした。前半は焦りもありましたが、後半は焦らずに堂々とプレーしようと良い意味で吹っ切れてプレーができたと思います。JAPANのユニフォームは選ばれた人しか着ることができないので、良い経験をさせてもらっています。でも、今日は背負うものが大きくて、頑張らないといけないという気持ちが強すぎて裏目に出てしまったかもしれません。残り2日は、パーオン率を上げてボギーやダブルボギーをなるべく抑えて、バーディを量産できるように頑張ります」
廣吉優梨菜 +2(4バーディ・4ボギー・1ダブルボギー)個人戦:6位タイ
「初めての国際競技ですが、同組の人たちも優しくて楽しくプレーできました。今日は、もったいないところが多かったです。でも、バーディはちゃんと獲れていたので、明日はもったいないところを減らしていけたら良いなと思います。あと2日は自分が満足できるプレーができるように、採用スコアになれるように頑張りたいです」
藤本愛菜 +4(1バーディ・5ボギー)個人戦:9位タイ
「(最終ホールでこの日初バーディが出て)何も考えない方が入るんですね。前半からOBを打ったり、ショットで酷いトップを打ったり……いつもではありえないミスとかもしていて、最後の方は吹っ切れたというか、良い意味で切り替えられたのかなと思います。調子自体は全然悪くなくて、4オーバーパーというスコアなのが自分でもびっくりなくらいです。でも、最後のバーディは明日につながるかなと思います。明日に向けてチームに貢献できるように調整して、頑張ります」
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