Championship Reports競技報告
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写真:Y.Watanabe
第1ラウンドは自分でも驚くようなミスが出るショットの不調に苦しんだ藤本愛菜。最終ホールのバーディで溜飲を下げ、「第2ラウンドに繋がるかもしれない」と復調を期して臨んだこの日は、予言めいたその言葉が現実のものとなって好スコアを叩き出した。「朝に良い集中力でプレーしないと1日の流れも変わってくるので、1番ホールは良い集中ができたと思います」という藤本は、昨日とは一転してティーショットも手応え充分。スタートでバーディを奪うと、5番でもスコアを伸ばす。7番でこの日唯一のボギーを叩いたが前半を1アンダーパーで終えると、後半も安定感あふれるショット、勝負ところを逃さないパッティングでスコアカード通りのプレーを続ける。後半は13番でバーディを決めると、スコアを伸ばすチャンスの14番(パー5)では、前日OBを叩いてボギーを喫したがしっかりバーディでリベンジ。「昨日の分を取り返そうと思って。良いバーディだったと思います」と最後まで良い流れを逃さずに18ホールを完走。4バーディ・1ボギーの69はこの日の女子選手ベストスコアとなり、個人戦も通算1オーバーパーで首位タイに浮上した。「昨日スコアが悪かった分を取り戻せて良かったです。昨日のショットの不調をすぐに修正でしたのが今日に活きたかなと思います。昨日は集中力がなかったというのと、アドレスを意識しました」とすぐに復調して非凡なところを見せた藤本。「今日のゴルフは90点。良いところにつける回数が多かったのとしっかりバーディパットを打てたことが大きかったと思います」とチーム戦でライバル韓国に1打差に迫った殊勲の藤本は笑みを見せる。「プレッシャーもありますが、韓国と戦えるのは嬉しいですし、最終ラウンドも集中して思いっきり頑張りたい」と逆転でのホスト優勝に向けて決意を語った。
廣吉優梨菜 通算+3(74・73)(3バーディ・2ボギー・1ダブルボギー)個人戦:6位
「前半のホールでもったいないボギーから始まって流れが悪くなってしまいました。それでも8番ホールから3つのバーディを取り返せたのは良かったです。ショットは悪くもなく良くもなく感じで、後半は攻めるところはせめてボギーを打たないようにしました。明日は、アンダーパーでプレーできるように、雨もそんなに嫌いではないので(スコアを)伸ばせるように頑張りたいです」
鳥居さくら 通算+5(74・75)(4-バーディ・7ボギー)個人戦:7位タイ
「前半は昨日よりパーオンができたかなという印象ですが、パッティングを全く決められませんでした。グリーンが速いのはわかっていても強くいってしまう……読みも悪いし勘も悪いというくらいパッティングが悪かったです。後半ボギーも多かったのですが、根性でバーディも獲ったのですが全てがうまくいってのバーディが少なかったかなと思います。明日は失うものはないと思うので、楽しく最終ラウンドをプレーします」
髙岸鈴 通算+5(72・77)(1バーディ・6ボギー)個人戦:7位タイ
「今日はパッティングがダメでした。37パットで……なんだかもう入らないです。昨日と何が違うのか……ホールロケーションが昨日よりもちょっと嫌な感じで、昨日は“グリーンセンターでいいかな”みたいな感じでしたが、今日はグリーンセンターにオンしても3パットでボギーみたいなのが続いて。チャンスについても惜しくないし……思っているラインと実際のラインが違って決められなかったです。朝は良い感じでいけるかなと思ったのですが。雨はあまり好きではありませんが、みんなのスコアも伸びないと思うので、我慢をしながら獲れるところを獲って今日の分はなくしたいなという感じです」
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