Championship Reports競技報告
Championship Reports競技報告
写真:Y.Watanabe
韓国チームとの差を少しでも縮めるためにチーム一丸となってプレーした日本男子チーム。健闘が光ったのは、日本代表初選考ながら個人戦3位入賞の長﨑大星。バーディスタートを決めた長﨑はその後3バーディを奪取。9番をボギーとしたが前半で3つスコアを伸ばすと、後半も14番から連続バーディ。最終18番もバーディで締めて、この日7バーディ・1ボギーの6アンダーパーでフィニッシュ。通算11アンダーパーで日本男子チーム個人戦最高位の3位入賞を果たした。長﨑は、「3日間、60台のスコアを目標にしていましたが、第1ラウンドでドライバーショットが不調で良い滑り出しができませんでした。でも、1日目の後半から切り替えてドライバーショットも復調してパッティングも安定させることができました。自分の成長に繋げられたと思います」と日本代表として初めて臨んだ国際競技に手応えを掴んだ。それとともに、「韓国チームの選手とプレーして、自分には無い目線とか戦略が非常に参考になりました。日本ジュニアの優勝では満足できない感じです。ショット力やティーショットの安定性は自分と比べ物にならないレベルなので、これからの1年で韓国選手に追いつけるように技術を磨いて、世界で通用するショット力をつけていきたいです」と海外選手のプレーを目の当たりにして、リアルに世界基準を実感できたことが大きかった。今年高校に進学した15歳の新鋭。九州地区強化指定選手として研鑽を積み、2024年日本ジュニアチャンピオンの称号を勝ち取って掴んだナショナルチームメンバーの座。順調に成長を続けている長﨑の本大会でのプレーは、名前の通りこれからのナショナルチームメンバーの中で大きな星となってくれることを期待させるのに充分なものだった。
竹原佳吾 通算-10(67・67・72)(2バーディ・1ダブルボギー)個人戦:4位
「2日間は良い感じでプレーできていたのに、最終ラウンドで伸び悩んでしまったのが悔しいです。5番ホールで4パットのミスもあって今日パープレーでしたが、内容はそれほど悪くなかったと思います。今までは、緊張すると自分のゴルフができなくなっていましたが、この大会でそれを払拭できたと思います。自分のゴルフに徹して、最終ラウンドこそ伸び悩みましたが、二桁アンダーパーで終えることができたのは収穫です。パッティングが課題ですが、ショットは戦える部分があったので、もっともっと練習してレベルを上げていきたいと思います。日本アマチュアゴルフ選手権で優勝を目標に頑張りたい」
佐藤快斗 通算-6(72・69・69)(7バーディ・2ボギー・1ダブルボギー)個人戦:5位
「第1ラウンドは、ドライバーが不安定で球が上がらないこともありましたが、だんだん良くなってきて最後は自分の思うようなショットが打てるようになったのは良かったです。3日間マネジメントがうまくできましたし、調子が悪い中でもピンを狙い過ぎずパーオンができたのはスコアが悪くなりすぎないことに繋がったと思いますが、短い距離から3パットしたり、1日に2回か3回は3パットがあったのはもったいなかったです。昨年は悪くなるとオーバーパーを打ってしまったり、途中で立て直しができなかったけれど、今年は最終ラウンドのように後半に自分でリズムを作ってアンダーパーにまで戻すことができたのは、自分の成長を感じています」
松山茉生 通算+4(74・71・75)(3バーディ・2ボギー・2ダブルボギー)個人戦:8位
「最終ラウンドはピンポジが難しいところに切られていて、なかなかバーディが取れない中で耐えるゴルフが必要になったけれど、シャンクでOBが出たり……流れが悪くなってしまいました。3日間ともチームの足を引っ張ってしまいました。メンバーがスコアを伸ばしてくれましたが、自分の悪いところが出てしまったので、反省して次に繋げることができればと思います。今日のように難しいホールロケーションで、ショットがぶれている中でショートゲームでカバーできたところは良かったと思います。3日間ともスタートは悪くなかったけれど、一つのミスで流れを悪くしてしまいました。悔しいです。調子は悪くなかったのにスコアを崩してしまいました」
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