Championship Reports競技報告
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写真:Y.Watanabe
2025年度(第22回)ネイバーズトロフィーチーム選手権は30日、鳥取県西伯郡伯耆町の大山ゴルフクラブで最終ラウンドを行った。昨夜からの雨はラウンド中に上がったものの、アジア太平洋地域を牽引する日本、韓国、チャイニーズタイペイの代表選手を迎えた本大会のクライマックスに相応しい厳しいホールロケーションになかなかスコアを伸ばせない中、2位からの逆転を目指して日本チームが奮闘したが、韓国に及ばず男女とも2位に終わった。
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日本男子チームは、長﨑大星(勇志国際高校1年)が連日の66で気を吐くと、佐藤快斗(東北福祉大学2年)も前半は1つスコアを落としたが後半5バーディ・1ボギーと4つスコアを伸ばして69をマーク。しかし、竹原佳吾(早稲田大学4年)が5番でダブルボギーを喫するなどパープレーと苦しむと、松山茉生(福井工業大学附属福井高校2年)も2つのダブルボギーを叩くなど3オーバーパーで不採用スコアとなり、この日のチームスコア9アンダーパーでホールアウト。通算27アンダーパーで2位に終わった。優勝の韓国チームは、通算15アンダーパーでMin Hyeok Yuが個人戦優勝、3打差の2位にMinsu Kimが入るなどチーム通算38アンダーパーで11ストロークの大差をつけて優勝を果たした。チャイニーズタイペイは通算43オーバーパーに終わった。
日本女子チームは、1打差2位で最終ラウンドをスタート。逆転でのホスト優勝を目標に選手たちは必死のプレーを見せたが、廣吉優梨菜(福岡第一高校1年)と藤本愛菜(日本ウェルネススポーツ大学1年)がともに1アンダーパー、髙岸鈴(ネットの大学managara1年)が1オーバーパー、鳥居さくら(日本ウェルネススポーツ大学1年)もボギーが選考する苦しい流れとなり3オーバーパーで不採用スコアに終わり、チームスコアを1つ伸ばすのにとどまり、チーム通算4オーバーパーで2位。韓国チームはSoomin Ohが通算2アンダーパーで女子選手唯一人のアンダーパーで大会を終え宮崎県で開催されたクイーンシリキットカップに続いての個人戦優勝を果たしたほか、Seo Jin Parkが個人戦3位タイに入賞するなど安定したプレーを見せて、チーム通算3アンダーパーで優勝杯を手にした。チャイニーズタイペイは通算17オーバーパーで3位となった。
韓国チームの2年連続での男女優勝で幕を閉じた今年のネイバーズトロフィーチーム選手権。日本チームは健闘したものの、ホスト開催で2位と悔しい結果に終わった。今秋にシンガポールで開催されるエスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権、アイゼンハワートロフィー世界アマチュアゴルフチーム選手権での活躍を期して、日本チームのさらなる成長に期待したい。
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