Championship Reports競技報告
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韓国チームの強さが際立った1日の中、輝きを見せたのが四国チームの佐藤小洛だった。10番(パー5)から本対抗戦の第1ラウンドをスタートした四国チーム。トップバッターを務めた佐藤は、バーディ発進を決めると12番から3連続バーディを奪取。前半2つ目のパー5となる16番も250ヤードを誇るティーショットを武器にバーディ。前半で5つスコアを伸ばす。「今日はティーショットが安定していて、フェアウェイに打てたのが良かった」と笑顔を見せる。後半は3、5番とボギーが出たが、8番(パー3)でバーディを決めて、6バーディ・2ボギーの68をマーク。個人戦首位の活躍で四国チーム躍進の立役者となった。14歳の年に明徳義塾中学校に編入してから本格的にゴルフを始め、松山英樹も汗を流した明徳義塾高校に進学。偉大な先輩の背中を追い世界を目指している佐藤も今年が最終学年。来年のプロテスト突破を目指して、ショートゲームを強化している努力も今日の好スコアに繋がった。「トム・ワトソンゴルフコースの難しさは聞いていたので、1日安定したプレーが出来たのは良かったと思います」と、好スタートに満足な表情で話す佐藤だが、「まだ1日目なので。明日、明後日も気を抜かずに頑張りたい」と気を引き締めることも忘れない。四国チームとしては、森本寿叶が1バーディ・6ボギーの77、井上蒼海奈が83と大きくスコアを落としてしまったが、首位の韓国チームと6打差の2位タイと好位置につけ、「チームで戦うのは、楽しいです。いつにも増して」と、信頼する仲間とともに戦う喜びを感じている。
頭一つ抜き出た韓国チームを追う各チームは団子状態。四国チームがメンバー一丸となって韓国チームを追い詰めることが出来るか。佐藤はもちろんのこと、森本、井上のプレーに刮目してほしい。
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