Championship Reports競技報告

関西チームは男女アベック優勝なるか

昨日のうららかな日差しから一転。強風が吹き抜けて難しさを増したトム・ワトソンゴルフコースが各地区代表選手に牙を向いた第2ラウンド。その中で関西チームは男子が小川琥太郎が3アンダーパー、山田龍之介が3オーバーパー、道上嵩琉は77で不採用スコアとなったが、チームスコアをパープレーにまとめて、通算5アンダーパーで単独首位に立った。女子は後藤あいがパープレー、福田美來が4オーバーパー、佐藤涼音が77で不採用スコアとなるも通算5オーバーパーの2位タイとし、首位の韓国チームと4打差に詰め寄りアベック優勝に望みを繋いだ。

男子でチームを牽引したのは、「風の中でのプレーは苦手意識がないので、好きな方です」と語る小川琥太郎。前半は6番までパーオンを逃してもアプローチとパッティングでピンチを凌ぎ、7番(パー5)でバーディを先行させると9番もバーディを奪い2つスコアを伸ばす。後半は11番(パー3)から3連続バーディを決めて見せた。16、17番のティーショットは林に入れるミスがあったが、「チームの中で林に入れたらフェアウェイに1回出してというマネジメントを決めています。ダブルボギーは叩かないように最低でもボギーで」という戦略を徹底してボギーで抑える心の強さも見せた。小川自身は対抗戦3度目の出場だが、「過去2回は情けない結果でした」と苦笑い。今年の関西チームの活動も本対抗戦で終了することもあり、「しっかりと優勝したいです」と力強く語る。「この2日間、短い距離のパッティングをしっかり決めることが出来ている」という小川は個人戦でもこの日5バーディ・2ボギーで出場選手ただ一人の60台となる3アンダーパーをマーク。通算7アンダーパー個人戦でも首位に立ち、ダブルタイトル獲得に前進。「60台のスコアを続けて出せているので、3日間連続になることを目標に。チーム戦と個人戦の両方で優勝したいです」と、最後の対抗戦で有終の美を飾ることを誓った。

強風に悩まされたこの日のプレーで女子選手のベストスコアタイとなる72でホールアウトし、チームを鼓舞したのが後藤あい。この日はボギー発進もバウンスバックを決めると、その後は8番までスコアカード通りのプレー。9番をボギーとしたが、「昨日は結構、林に打ち込んでしまいましたが、今日はほとんど林に行くことはありませんでした」と持ち前の飛距離で強風をものともしないドライバーショットに手応えを感じながらのプレーは、後半に入っても代わることはなかった。11番をバーティ、15番をボギーとして1オーバーパーで迎えた最終ホールでは、約4メートルのチャンスを「ラインもはっきり読めて、そのとおりに打てた」狙い通りのパッティングでバーディフィニッシュに笑顔。関西チームにとっても逆転優勝を狙えるスコアに踏みとどまる値千金の1ストロークとなった。後藤は個人戦でも通算3オーバーパーで首位と5打差ながら3位タイと好位置につけており、「あとは、パッティングが決まってくればスコアが出ると思います」と小川とともにダブルタイトル獲得に意欲を見せる。その気持は、「自分が良いスコアでプレーできれば、チームにも貢献できまるので、自分のプレーに集中して」とフォア・ザ・チームの現れでもある。

残り18ホール。チーム戦に加えて個人戦でも関西チームのダブルタイトル獲得に向けてメンバー全員の士気は高まっている。

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