Japan Open Golf Championship 2026日本オープンゴルフ選手権
10月15日(木) 〜 10月18日(日)
タラオカントリークラブ 西コース
競技メニュー

肋骨を疲労骨折している坂本雄介だが、不安要素を抱えながらも2アンダーパーの68にスコアをまとめてしっかり優勝圏内に踏み止まった。
この日の坂本は5バーディ・3ボギーの2アンダーパー68。通算8アンダーパーはトップと5打差の3位タイだ。
「前回の試合(ドラッグストア・コスモスカップ)を棄権して、1週間は絶対に安静にと言われたのでトレーニングも練習もしていませんでした。ただ、自宅でパターの練習だけはしていたんですけど、そこでちょっと閃いたことがあって、怪我の功名ではないですけど、今週はいい感じで打てています」
痛みは完全に解消されているわけではない。スウィングする怖さもある。実を言うと例年のような本選手権のラフの深さであれば今週も棄権の選択があったと言う。ただ、そこまでの負担は無いと踏んで出場を決めた。
万全ではないことで逆に期待していない部分があり、自分に何かを求めていない分だけ精神的に楽にプレーすることができていると坂本。
トップとは5打差で迎える明日の最終ラウンド。何が起きるかわからないのが本選手権なだけに、まだまだ優勝の可能性は十分にある。「日本オープン」と言う響きには自然と気合も入ると坂本。満身創痍でも頂点を目指す気持ちは少しも萎えていない。

坂本と同じく首位と5打差の3位タイで最終ラウンドを迎えるのが池村寛世だ。この日は4バーディ・2ボギーの2アンダーパー68。後半に入って11番でボギーを叩いてしまい悪い流れになりそうだったのを14番からの3連続バーディで一気に盛り返した。
ここ2年の日本オープンのラフに比べると、ある程度はグリーン周りまで運べると言う判断からドライバーを多用している池村。飛距離が持ち味の池村だけにドライバーを振り続けられることがグッドリズムを生み出している。
「今年の1月末から新しいコーチに見てもらうようになって、それでショットがかなり良くなっているのはありますが、今週は多少ラフに入ってもいいかなと思っています」
勢いに乗ると止まらないタイプなだけに、自分のリズムを序盤から作ることができれば、一気に優勝争いの中心に躍り出る可能性は十分にある。

もうひとり、5打差逆転を狙うのが平本世中だ。茨木カンツリー倶楽部・西コースで行われた2023年大会で3日目を終えて単独首位に立っていた平本。その時のリベンジを果たすために明日は残り18ホールに挑む。
先週の『Baycurrent Classic Presented by LEXUS』ではウェイティング1番目で惜しくもPGAツアーへの出場は叶わなかった。ただ、現地で練習し、PGAツアーの選手らを間近で見たことで、向こうでやってみたい気持ちが芽生えた。
「ウェイティングというのが初めだったんですけど、現地に行って出られなかった悔しさはもちろんあります。ただ、そもそも自分が優勝してからの5試合でしっかり予選を通って結果を出していたら出られていたのかなと思うと余計に悔しいですね。だからそれが今はエネルギーになっている部分はあります。PGAツアーの選手のプレーを見させてもらったり、練習を見たりしてすごく勉強になったこともありますし、自分が通用する部分もあると思ったので、もっと技術とはメンタルを鍛えて挑戦したい気持ちになりました」
自信を積み重ねるには本選手権は最高のタイトルだ。
平本には「あの時(2023年大会)に勝っておけば」という後悔の念がある。ただ、そんな悔しさをバネにして今シーズンはツアー初優勝を達成した。
「あの優勝争いの感覚をまた味わえるんだという思いはあります」と明日に向けて気持ちを上げ始めている平本。初優勝のときは追いかけられる立場だったが、今回は追いかける立場となる。自分のゴルフをしつつ、どれだけアグレッシブに攻めることができるかが鍵を握りそうだ。
