Japan Open Golf Championship 2026日本オープンゴルフ選手権
10月15日(木) 〜 10月18日(日)
タラオカントリークラブ 西コース
競技メニュー

第2ラウンドを64ストロークでプレーし、単独首位に立った細野勇策がこの日も堅実なプレーを展開。4バーディ・2ボギーの68で首位を守った。
ラウンド後、この日のプレーを振り返って細野が口にした言葉は「反省」と「納得」が入り混じったものだった。
最初に細野の口を衝いて出たのは反省で、「風も吹きましたし、ホールロケーションも(グリーンの左右の端近くに)振ってあったので、ショートサイド側のラフには外したくない。外すとボギーの可能性がすごく高いところだったので、余計に嫌がった反応をしたところがあって。まぁ、みんなそうだと思うんですけど、昨日と比べると(ショットの内容は)良くなかったと思います」と明かした。
もちろん、そのショットのブレは今週一番の強風によるものだが、その点を割り引いても「自分のミスショットもあったので、明日は修正したいと思っています」と厳しい。
しかし、その一方で、「(周囲の戦況から)自分がいいプレーをすれば……(抜かれることはないだろう)。けど、ちょっと余裕があるといったことはまったくなくて、伸ばせるとこはしっかり伸ばし、耐えるとこはしっかり耐えてといった、(この日の)自分ができる最大限は尽くそうと思ってやってました」とプレー中の心境を語った。思うようにいかないショットにも、細野は自分を見失うことなく、冷静なゲームマネジメントで苦境に耐えていたのだ。そして、「やっぱり昨日まではちょっとスコアが出過ぎてたんです。(自分のショットの不調に加え)今日はなかなか厳しいところにピンを切っているという感じはしましたが、それも含めて日本オープンらしいですし、まあその辺も楽しみながらプレーできたと思います」と、納得してるかのようににこやかな表情で語った。

冷静な状況分析とそれに対する適切なセルフマネジメントができるようになったのは、やはりこの5月、メジャータイトルの日本プロゴルフ選手権で待望のツアー初優勝を遂げたからだろう。この1~2シーズン、細野は「いつ勝ってもおかしくない」と目される存在だった。そうした重圧から解放された細野は、スキルはもちろん、メンタルやゲームマネジメントの面でも逞しく成長していた。現在、細野は国内ツアーのポイントランキングで首位を快走する。
それでも本人は、「そうですね。以前と比べてだいぶ良くなっている部分はあると思います。けど、まだまだ勝負強い選手とは思ってないので、その辺の(実戦)慣れと、自分のゴルフを分析して同じミスをしないようにやっていけたらいいんじゃないかなと思います」と自らの課題を語る。
いよいよ明日は1打差に迫った、2年前のチャンピオンである今平周吾とのペアリングで、最終組でタイトルを争うことになる。細野が「勝負強い」と一目置く実力者だ。
「周吾さんと1打差というのは、ほぼ(タイスコアで)並んだようなもんだと思うので、スタートからいいマッチレースができればいいかなと思います。周吾さんは、すごく勝負強いですし、技術もあって、精神的にも強いです。選手としてリスペクトもあります。けど勝負するからには勝ちたいんで、しっかり強い気持ちで頑張ります」
細野は先週、横浜カントリークラブで開催されたPGAツアー競技「Baycurrent Classic Presented by LEXUS」に出場し、「ここ(PGAツアー)で戦いたい」という、かねてからの思いを新たにした。明日、日本オープンのタイトルを獲得したとき、来年のマスターズと全英オープンの出場権だけではなく、その先にPGAツアーにつながる道筋が見えてくるだろう。細野はいま、その扉に手をかけようとしている。