Japan Open Golf Championship 2026日本オープンゴルフ選手権
10月15日(木) 〜 10月18日(日)
タラオカントリークラブ 西コース
競技メニュー

本選手権2024年のチャンピオン・今平周吾が静かにトップに忍び寄ってきた。
首位と3打差の5位で第3ラウンドを迎えたが、序盤は惜しいバーディパットを決めきれず前半を1バーディ・1ボギーのパープレーで折り返す。トップの細野勇策とは途中最大で5ストローク差まで開けられていたが、終わってみればトップとは1打差の2位。絶好の位置で最終ラウンドを迎えることになった。
「今日は前半がなかなかスコアを伸ばすことができなかったんですが、後半はラッキーもありながら良いパットも入って。全体的には良いゴルフができたかなと思います」
この日は5バーディ・1ボギーの4アンダーパーの66。前半の惜しいパットが多かったせいか外見にはもっと伸ばせていた印象があるが、今平自身は上出来だと言う。
今年の本選手権は大会史上最長の総距離とは言え、例年と比較するとラフの深さはそこまでではない。ただ、日に日に増すグリーンの速さや硬さに日本オープンらしさが顔を見せ始めていることをしっかり今平は感じ取っているようだ。
それを象徴するのが15番ホールのグリーン周りからのアプローチでの思考だ。ティーショットは悪くなかったものの少し右ラフに。そこから打ったセカンドショットも良い感じだったが、ラフの分だけランが出てグリーン奥へこぼれた。ピンまで下りのアプローチで、ギリギリを狙うと戻ってしまうリスクがある。そこで今平はオーバー目に打つことを決めた。ダブルボギーだけは避ける選択だった。結果的にその判断がチップインバーディという最高の結果をもたらすわけだが、追いかける立場としては1つでも落としたくないというのが心理。そこで傷口を広げないための最善の策を取るあたりは試合巧者の今平らしいプレーだったように思う。結局、そこで流れを切らさなかったことが16番と18番のバーディを呼び込んだことは間違いない。

優勝した2024年大会も最終ラウンドは首位と1打差。そして今年も同じく1打差を追いかけて最後の18ホールを迎える。違うのは今回が最終組でのプレーということだ。もちろん相手は同組の細野だけではないが、経験値に勝る今平が、今年最も勢いのある細野とどう対峙するのか。興味深い戦いになりそうだ。