
このたび、岡本綾子さんが文化功労者に選出されました。文化の向上発達に関し特に顕著な功績をした人物に贈られる文化功労賞の日本ゴルフ会からの選出は、2014年の樋口久子さん(日本ゴルフ協会特別顧問)、2024年の青木功さんに続く3人目となります。
【功績概要】
エース兼4番として国民体育大会優勝を果たすなど、ソフトボール選手として活躍したのちに20歳でゴルフに出会った岡本綾子氏は、3年後にプロテストに合格。プロ転向1年目に国内トーナメント初優勝を飾ると、昭和54年に国内メジャー大会初制覇を果たす。昭和56年には当時の最多タイ記録となる年間8勝を挙げ賞金女王を獲得。翌昭和57年からは、日本の女子選手としては初めて、アメリカLPGAツアーに本格参戦。1年目から優勝を飾ると、毎年勝利を積み重ねた。昭和59年には全英女子オープンに参戦し、優勝を飾る。昭和62年にはアメリカLPGAツアー4勝を挙げ、賞金女王を獲得。アメリカ人以外で同ツアー賞金女王に輝いたのは史上初であり、同年の年間最優秀選手にも選ばれるなど、女子ゴルフ界のみならず、日本スポーツ界に燦然と輝く快挙となった。同ツアー参戦の約10年間において、アメリカで17勝、欧州で1勝を挙げ、メジャー大会では2位を6度、昭和63年にはメジャー大会全てでトップ5入りを果たすなど、メジャー通算21度のトップ10入りは、現在も日本人最多記録である。
第一線を引いてからは後進の指導にも力を入れ、世界一美しいと称されたそのスイングの後継者を数多く育てるとともに、平成26年には、日本プロゴルフ協会初の女性理事に就任し、ゴルフの普及・発展に尽力した。
以上のように、氏は我が国のトッププレイヤーとして世界を舞台に活躍し、女子ゴルフ界の発展と国際的地位向上に大きく貢献した。
【主な成績】
○ 通算62勝(国内44勝、海外18勝)
○ 全米賞金女王1回(1987年)、国内賞金女王1回(1981年)
○ 海外メジャー通算6度の準優勝
・ デュモーリエ・クラシック(1984年、1986年、1987年)
・ 全米女子オープン(1987年)
・ 全米女子プロ選手権(1989年、1991年)
【各受賞歴】
昭和62年12月 内閣総理大臣顕彰
平成17年11月 世界ゴルフ殿堂入り
平成17年12月 スポーツ功労者顕彰(文部科学大臣)
平成26年12月 日本プロゴルフ殿堂入り
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