中京テレビ放送株式会社、NPO法人世界ジュニアゴルフ推進会が主催の「2016トヨタジュニアゴルフワールドカップSupported by JAL」の日本代表選手団が決定したのを受け、5月16日に都内で日本代表記者会見が開催されました。
第24回を迎える本大会には、男子日本代表として、昨年の日本アマチュアゴルフ選手権で史上最年少優勝を果たした金谷拓実(広島国際学院高校3年)、岡崎錬(福井工業大学附属福井高校3年)の昨年大会優勝メンバー2名に2016年全国高等学校ゴルフ選手権春季大会2位タイの杉原大河(生光学園高校2年)と日本ジュニアゴルフ選手権男子12~14歳の部を連覇した池田悠希(秀丘館高校1年)の4名が出場。一方、昨年創始された女子の部には、2015年全国高等学校ゴルフ選手権夏季大会優勝の新垣比菜(興南高校3年)、昨年の日本女子アマチュアゴルフ選手権メダリストでベスト8入りを果たした稲見萌寧(日本ウェルネス高校2年)、同選手権4位の佐渡山理莉(名護高校1年)の3名が選考されました。
記者会見の冒頭、主催者を代表して挨拶に立ったNPO法人世界ジュニアゴルフ推進会の田頭英治代表から「本大会は、世界で唯一6大陸の代表が争うもので、サッカーのワールドカップ同様に予選会を勝ち抜いた精鋭が揃います。今年のマスターズで10以内の選手の内4名、世界ランキングでは上位20名の内の6名がジュニア時代に本大会に出場しました。世界を舞台に活躍している選手たちに続く俊英たちが出場するわけですが、日本代表の7名も世界を相手に互角に戦ってくれる実力を持っていると思いますので、是非、頑張っていただきたい」と、昨年に続いて男女アベック優勝を狙う日本代表選手団にエールを送りました。
続いて、スペシャルゲストとして招かれたタレントの武居壮さんから日本代表選手が一人ずつ紹介されると、色紙にしたためた本大会への意気込みを手に、緊張した面持ちで抱負を語りました。初出場の池田は、「不撓不屈。他のプレーヤーよりもティーショットを飛ばして、チームに貢献できるように頑張りたい」と話すと、杉原は「自分は“輝”という言葉を選びました。世界から選手が集まる中で、自分も負けないように輝けるようなプレーをしたい」と抱負を語りました。昨年大会で個人優勝を果たした岡崎は、「自分は“挑戦”です。今年も自分のゴルフで挑戦して連覇をしたい」と表情を引き締めると、金谷は「連覇に向けて“覚悟”をもって臨みたい」と決意を語りました。
一方、女子は、新垣が「“報恩謝徳“。ゴルフが出来ている環境はいろんな方の力をいただいているから。その恩に感謝をもって報いるという言葉を選びました。この気持ちをもって、頑張りたい」と話すと、稲見が「”力戦奮闘“です。持っている力を全て発揮したい。そういう意味の言葉です」と続き、最後に佐渡山が「”一生百錬“。何度も繰り返して練習して上手くなる。この言葉を胸に、初めての世界大会に臨んで、外国の選手と戦えることを楽しみたい」と抱負を語りました。
昨年大会に続いて日本代表選手団を率いる橋田源太郎監督は、「自分は過去を振り返ることはしませんが、男子は昨年のチームより実力が上がっていると思います。4人全員に期待を持てるし、女子は2名の選手が新たに日本代表に加わりました。来年に向けての期待を込めています。チーム戦ですから、優勝にはチームワークが必要。強さだけでは優勝、連覇は出来ません。運も必要でしょう。その時、その運を掴めるかどうかにかかっていると思いますが、勝って兜の緒を締めよの精神で、選手のモチベーションを高めて、再び勝ちたい」と、7名の日本代表に言葉をかけました。
最後に、日本ゴルフ協会理事の平山伸子が挨拶に立ち「昨年から本大会に女子の部が創設されたことは嬉しい限りです。世界的にもR&Aが英国女子ゴルフ協会を統合し、R&Aも女子ゴルフの発展に力を注ぐことになりました。今年から全英女子オープンもR&Aが主催となりますし、ヨーロッパゴルフ協会とアジア太平洋アマチュアゴルフ連盟の女子の対抗戦となるハンキンストロフィーも今年ポルトガルで創設されました。本大会の日本代表の新垣さんと金谷さんもアジア太平洋選抜の一員として対抗戦に出場したのは記憶に新しいところですし、新垣さんはアジア太平洋選抜の優勝に大きく貢献してくれました。皆さんもご承知の通り、今年のリオ五輪からゴルフ競技が復活します。オリンピックの実施競技になるということは、もっと世界にゴルフを普及させていく責務を持つということです。五輪を契機にゴルフの普及が進むことに大きな期待を抱いておりますとともに、世界的なプレーヤーを数多く輩出しているトヨタジュニアが今年も日本で開催できることを嬉しく思います。この会見に出席した代表選手の皆さんの力強い言葉と意気込み、心構えを聞かせていただき、心強く思いました。本大会が成功することを心から願っています」と、本大会の開催への謝辞を述べました。
「2016トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supported by JAL」は、6月14日(火)から17日(金)の4日間、男子15チーム、女子9チームの全24チームが愛知県豊田市の中京ゴルフ倶楽部石野コースに集い、団体戦と個人戦を争います。なお、本年大会から日本代表選手選考には、公益財団法人日本ゴルフ協会と一般社団法人日本高等学校ゴルフ連盟が共同で立ち上げた選手選考コミッティーがあたり、本大会日本代表選手は日本アマチュアゴルフランキングを基に選考されました。
2016トヨタジュニアゴルフワールドカップSupported by JALの公式ホームページはこちら
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