公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)は29日、都内で評議員会を開催し、当協会理事・ルーキープロ強化委員会委員長を務める服部道子氏がJOCの理事に選任されました。プロゴルファーのJOC理事就任は初めてとなります。JOC理事は、JOC各加盟団体から理事候補者が推薦され、役員候補者選考委員会で候補者を選考し理事会に答申、評議員会で選任され決定いたします(任期は原則2年)。
服部道子氏のJOC理事就任にあたってのコメント
「このたびJOCの理事を拝命し、大変光栄に思うとともに、この新たな役割に対して非常に責任を感じております。アマチュアそしてプロゴルファーとしてゴルフに携わり、培ってきた経験や知識を、ゴルフ界やスポーツ界の発展のために活かしていきたいと思います。選手たちがより良い環境で競技を行えるよう、また若い世代がスポーツへの情熱を持ち続けられるような取り組みを行うとともに、選手の健康や福祉、教育の重要性にも力を注いでいけたらと考えています。さらには女性アスリートの支援体制の構築に取り組んでいきたいです。微力ではございますが最善の努力を尽くしてまいります。皆さんのご支援とご協力をどうぞよろしくお願いします」
服部氏は1984年に当時最年少で日本女子アマチュアゴルフ選手権を制すると、翌年に連覇を果たしました。1985年の全米女子アマチュアゴルフ選手権では日本人選手として初優勝の快挙を達成。同時に当時の大会最年少優勝記録を更新しました。
1987年にはアメリカのテキサス大学オースチン校に進学し、国際経営学を専攻。1991年に同大学卒業後に日本女子プロゴルフ協会のプロテストに合格し、日本女子プロゴルフツアーに参戦。1993年にプロ初勝利を挙げると、1994年に日本女子オープンゴルフ選手権でナショナルオープンのタイトルを獲得。1998年には日本女子プロゴルフ選手権をはじめ年間5勝で賞金女王を獲得。2003年には日本女子オープンゴルフ選手権で2度目の戴冠を果たしています。2010年にツアーの第一線から退くも、ツアー通算18勝とプレーヤーとして輝かしい成績を残しました。
2010年以降は、国内外の女子プロゴルフトーナメントのテレビ中継での解説を務め、女子プロゴルフの普及振興に貢献。2019年6月には東京オリンピックゴルフ競技日本代表女子チームのコーチに就任し、女子日本ゴルフ代表の銀メダル獲得に導きました。また、留学経験から英語にも堪能で、米国を中心とする世界のゴルフ団体関係者やプレーヤーにも精通しており、JOCコーチアカデミーの受講を終了し、他種競技団体で強化事業に取り組むスタッフとの交流も図ってきました。
JOC理事としてこれからの日本スポーツ界並びに日本ゴルフ発展の発展に向けて服部理事のますますの活躍が期待されます。
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