日本ゴルフ協会では、7月12日(月)~14日(水)の3日間、英国のLundin Golf Clubで開催されるジュニアオープンゴルフ選手権の日本代表選手として、男女ナショナルチーム育成選手の小西健太(広島瀬戸内高校1年)と、藤田光里(札幌光星高校1年)の2名を決定致しました。
【ジュニアオープンとは】
このジュニアオープンは1994年に創始され、2000年からR&A(Royal and Ancient Golf Club of St.Andrews)が、ゴルフ先進国だけでなく、これからゴルフが発展していくであろう国のジュニアゴルファーまで、世界中のジュニアゴルファーの育成を目的として運営管理をするようになりました。隔年でThe Open(全英オープン)の開催に合わせ行われ、本年の競技はハンディキャップによって分けられたゴールドクラスが7月12日~14日の3日間で3ラウンド、シルバークラス・ブロンズクラスが7月12日、13日の2日間で2ラウンドを行い、その後、The Open予選ラウンドの観戦など様々なプログラムがジュニア達の為に用意されています。
競技については、各国のトップジュニアゴルファーが集まっており、16歳以下のジュニアゴルファーの世界一を競うことになりますが、一連のプログラムを通じて、ジュニア達は共同生活をすることで自立することを学び、The Openの会場においてゴルフの本質、歴史を学ぶことになります。このプログラムを通じて得た経験が本人のみならず、帰国後にその国のすべてのジュニアに影響を与えることになると期待しています。
ペアリングも男女混合で行われる独特の競技で、日本選手では2006年大会に出場した藤本麻子の4位タイが最高記録。前回大会では、初の女子選手(Moriya Jutanugarn・タイ)が優勝を果たした他、日本の福田真未を含め上位5名中、アジアの選手が4名を占めるというアジア勢の台頭が顕著になってきており、日本の両選手の上位入賞に期待がかかります。
【本年度の選手紹介】
本年の日本代表は男子1名、女子1名の2名を選考いたしました。
男子代表の小西健太(広島瀬戸内高校1年)は、2009年の日本ジュニアゴルフ選手権競技男子12~14歳の部で優勝を飾り、育成選手に選ばれた今年は、全国中学校ゴルフ選手権春季大会で3位、中国アマチュアゴルフ選手権でも3位タイで日本アマチュアゴルフ選手権競技への出場を決め、安定した成績を収めています。
ショートゲームが得意な小西。ナショナルチームで指導している筋力トレーニングによって飛距離も伸び、リンクス特有の硬いフェアウェイとグリーンを攻略できれば上位進出も期待できます。
また、女子代表の藤田光里(札幌光星高校1年)は昨年、中学3年生ながら国民体育大会・ゴルフ競技女子の部で優勝を果たし、本年、念願の育成選手に名を連ねました。
北海道女子アマチュアゴルフ選手権を連覇して臨んだ今年の日本女子アマチュアゴルフ選手権競技では、マッチプレー1回戦でナショナルチームの比嘉真美子と対戦し惜敗しましたが、ベスト32に入る健闘を見せました。初の国際公式競技となる本選手権出場で更なる飛躍が期待される有望選手です。
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