Japan Women’s Open Golf Championship 2024日本女子オープンゴルフ選手権
競技メニュー
2024年9月26日~9月29日
大利根カントリークラブ 西コース
参加者数:120名(アマチュア:39名・プロ:81名)
快晴微風の好コンディションの中で開幕した本大会。エビアン選手権を制して凱旋の古江彩佳が8バーディ・1ボギーの65をマーク。メジャーチャンピオンの実力を見せつける圧巻のプレーで7アンダーパーで単独首位に立った。3打差の2位タイにはパリ五輪4位の山下美夢有、アマチュアの新垣くららがつけた。大会連覇で本大会3勝目を狙う原英莉花は5打差の11位タイと好位置でこの日のプレーを終えた。
前夜から振り始めた雨が残る中でスタートした第2ラウンド。2位タイスタートの山下が前半で2つのチップインを決めて流れを掴み、5バーディ・1ボギーの68をマークして通算8アンダーパーで単独首位に浮上した。2打差の2位タイには申ジエと笠りつ子のベテランがつけ、アマチュアの岩永杏奈が通算5アンダーパーで4位と健闘を見せた。古江は通算4アンダーパーで川﨑春花らとともに5位タイ、原もパープレーとスコアを伸ばせず通算2アンダーパーの12位タイに順位を落とした。なお、この日カットが行われ、通算4オーバーパーの55位タイ、63名が後半のラウンド進出を決めた。
曇天の中でプレーが進められたこの日。ムービングデーで大きくスコアを伸ばしたのは5打差の8位タイでスタートした竹田。バーディスタートで流れに乗った竹田は7バーディ・2ボギーの67をマーク。一気にリーダーズボードを駆け上がった。首位スタートの山下はボギーが先行する苦しい流れもパープレーでしのぎ、両者は通算8アンダーパーで首位タイで最終ラウンドを迎えることとなった。2打差の3位タイには岩井明愛と笠がつけた。原は69でホールアウトし、通算5アンダーパーで3打差の5位タイに浮上。逆転優勝に望みを繋いだ。
竹田と山下、岩井の3人による息詰まる優勝争いが展開された。山下がバーディスタートで先手を取るも3番でボギー。竹田がそのホールでバーディを奪い、前半は竹田が1打リードを終える。後半、2打差3位タイにつけていた岩井が10番からの連続バーディで首位をいく2人に迫ると、山下が10番でボギー。3選手の優勝争いは息苦しいほどの緊張感の中、終盤に進んでいった。15番を終えて竹田が通算10アンダーパー、岩井が1打差、さらに2打差で山下という僅差で迎えた最難関の残り3ホール。岩井が18番でボギーを叩き通算8アンダーパーでプレーを終える。トップの竹田はパワーと繊細な技術でピンチを凌ぎ通算10アンダーパーでホールアウト。山下は通算7アンダーパーに終わり、竹田の初優勝が決まった。竹田は大会史上5人目の本選手権優勝とローアマチュアのダブルタイトル獲得。さらに史上3人目となる同年日本女子プロゴルフ選手権との2冠達成の快挙を果たした。なお、初出場の岩永杏奈が通算1アンダーパーで全体の16位タイでローアマチュアを獲得した。