102日(木) 〜 105日(日)

チェリーヒルズゴルフクラブ キング・クィーンコース

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Championship Reports競技報告

競技報告:Y.Koseki 写真:Y.Kawatani

「ムービングデー」。4日間トーナメントで、この3日目はスコアを大きく伸ばす選手、反対に崩す選手がくっきり分かれ、順位が大きく変動するラウンドと言われる。

果たして、早々にスタートした第6組の申ジエ、その3組後の渡邉彩香が「64」という、パー72のコースにおける本選手権のベストスコアタイ記録を相次いで叩き出した。「ムービングデー」が始まったか。

そんななか通算11アンダーパーで首位の堀琴音が第34組のプレーヤーとしてティーオフした。序盤の3番ホール(519ヤード・パー5)で第3打をピンそば1.5メートルほどにつけて最初のバーディを奪う。続く、距離のある4番(423ヤード・パー4)も残り194ヤードを7番ウッドで2~3メートルにつけ、連続バーディ。スコアを通算13アンダーパーまで伸ばした。この勢いでスコアをどこまで伸ばすのだろう。

しかし、その後スコアの伸びはピタリと停滞する。一方、先にホールを消化する一団からは10~11アンダーパー、堀に3打差内まで迫る選手が次々と現れた。堀にとってはじりじりとする展開のように思われた。

堀のスコアが次にムービングしたのは終盤の15番ホール(340ヤー・パー4)だった。第3打を1ピン(約2.5メートル)につけ、この日3つ目のバーディ。猛追してきた15歳のアマチュア、廣吉優梨菜との差を1打広げる。その廣吉は17番ホールのバーディで通算14アンダーパーとし、一旦は堀と並んだが、堀は最終18番ホールで第3打をピン横1メートルほどにつけてスコアを通算15アンダーパーまで伸ばした。明日の最終ラウンドを単独トップで迎えることになった。

終わってみれば、この日の堀は4アンダーパーの68。3日間で最もフラットなラウンドだったが、競技を終えた堀はとても満足げだった。「満足感?そうですね。気がついたら2日連続のノーボギーという感じなんですが、長いホールでパーが獲れているのが大きいと思います」とうなずく。パーオン率をみると、昨日は100%。この日もパーオンを逃したのは1ホールだけ。ショットの好調さが光るが、それでも距離の長いホールでは長いパーパットが残ってしまう。この2日間はそこでしっかりパーをセーブできていることに満足感を得ているというのだ。

堀琴音の日本女子オープンと言えば、高校3年生のアマチュア、畑岡奈紗に逆転で惜敗した2016年大会が思い出される。今回も高校1年生のアマチュア、廣吉優梨菜が1打差に迫ってきた。「皆さん、そのことを言ってくださるんですけど、私としては、あのときの自分は下手だったなぁと思っています。そこからいろいろ山あり谷ありで(笑)、今の私があるので、今は地に足を着けて一打一打(すべきことを)考えていけばいいと思っています」。照れた笑いではない。しっかりとした笑顔で堀琴音はそう答えた。

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