102日(木) 〜 105日(日)

チェリーヒルズゴルフクラブ キング・クィーンコース

競技メニュー

Championship Reports競技報告

競技報告:Y.Koseki 写真:Y.Watanabe / Y.Kawatani

第3ラウンドまでのプレーの内容をみれば、首位の堀琴音の優位に揺るぎはなかった。ただひとつ不安要素があるとすれば、それは彼女に大きなプレッシャーを与える下からの急激な突き上げだった。

この日、通算10アンダーパーから堀を5打追ってスタートした佐久間朱莉は15番ホールまでに7つのバーディを記録。スコアを通算17アンダーパーまで伸ばし、一時はトップタイに並ぶなど堀を脅かす存在になった。

「今日は早いうちに5打伸ばして、(スタート時の)トップのスコアに追いつくことを目標にしていました。それが前半のうちに達成できたので、後半はさらに伸ばすつもりでプレーしました」ところが、その後は16番、17番と続けてチャンスを作るも、惜しいパットの連続でスコアの伸びは止まってしまう。

一方、堀は10番と11番ホールで連続バーディ。再度、佐久間を引き離した。

それでも佐久間は最後まで諦めない。最終18番ホールは493ヤードの池越えのグリーンで、佐久間にとっても2オンが可能なパー5だった。「第2打をグリーン手前に刻んでもバーディは狙えると思いましたが、あそこはイーグルを獲って(その時点で通算18アンダーパーの)琴音さんにプレッシャーをかけたいと思って選択しました」と佐久間。彼女が選択した第2打は206ヤード先のピンを3番ウッドで狙うショット。しかし、それは狙い通りにはいかなかった。ボールはグリーン手前斜面の深いラフのなかに落ちてしまう。「ちょっとダフったんです。でも、池を越えたので、ラッキーって思いました」と佐久間は笑う。

そして、そこから絶妙なアプローチでピン奥4メートルほどに寄せ、バーディを狙ったが、わずかに打ち切れなかった。結果、佐久間は通算17アンダーパーで競技を終えた。

「(65ストロークの)今日のプレーに関しては100点満点をつけてもいいと思います。それで届かなかったのですから、4日続けていいプレーをした琴音さんは本当にナイスプレーだったと思いますし、私は伸び悩んだ2日目(70ストローク)が悔やまれます」

それでも佐久間の表情は明るい。国内女子ツアーのランキングであるメルセデスポイントで現在トップを走るが、このところ2位の神谷そらの猛追を受けていた。国内メジャーのこの大会2位で獲得するポイントは240。

「プレー中は気にしてなかったんですが、3日間競技の優勝(200ポイント)以上のポイントがもらえるので、ラッキー」ともう一度笑う。

加えて、このところ課題として取り組んできたショットに確かな改善が見られ、その成果がこのメジャーで発揮できたことで、「今季残りの試合でもこれを継続できるようにしたいと思います」と今後の抱負を語った。今季、佐久間朱莉が一番の目標に据える年間女王に大きく前進したことは間違いない。

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