Japan Women’s Open Golf Championship 2026日本女子オープンゴルフ選手権
10月1日(木) 〜 10月4日(日)
宝塚ゴルフ倶楽部 旧コース
競技メニュー

バーディを沈めるたびに小さく拳を握り締めた申ジエ。この日奪ったバーディは5つ。最終ホールを含めて2つのボギーはあったものの、ナショナルオープンのセッティングを考えるとそれも許容範囲内と納得の表情を見せた。通算7アンダーパーとして首位と2打差の2位で明日の最終ラウンドを迎える。
この日は首位と4打差の3位タイからスタート。初めてスコアが動いたのは5番(パー5)だった。それまではパーを淡々と積み重ねた。特に4番ホールでは手前からのアプローチを寄せきれなかったものの微妙な距離のパーパットを捩じ込んだ。ボギーを先行させることが、こういう舞台でどれほどのことかを理解している申ならではのパーセーブと言える。
「今日は頑張りました。良い天気の中で本当に素晴らしいコースコンディションで、女子オープンらしい難しさはありますけど、その中でよく頑張れたと思います。残念ながらボギーはありますけど、それ以上に良いプレーが多かったのでポジティブに捉えられています」
この日の5つのバーディの内3つはパー3。飛距離を武器にする選手ではなくショット力で勝負するタイプだと自身のことを表現する申にとってパー3が6ホールあることはプラス材料だと捉えている。ただ、風の読みはかなり難しいようで、かなり神経を使っている様子。それで明日の最終ラウンドはそういった申の経験値が有利に働くことは間違い無いだろう。
「今日はとにかく最終組に入れるように頑張っていました。ここにいる選手の中では私が最も経験が一番多いと思うので、最終組で回ることでいい勝負ができるんじゃないかと思っています」
最近の日本の女子選手のレベルの高さは申もしっかり感じている。だからこそその中で最終組に入ってくるような選手と回ることでより高いレベルの戦いができると踏んでいる。年々、勝つチャンスが限られていることは認識している。だからこそ1試合1試合の重要性が高まっていることは確かで、百戦錬磨の申でさえもこの日は無意識に力が入ってしまうことがあったと振り返る。それは単にナショナルオープンということだけではなく、本選手権での優勝は、国内女子ツアー初となる4冠達成と永久シード権を得られる通算30勝という2つの偉業を達成することになるからだ。
ただ、そのプレッシャーさえも申は歓迎している。言い換えればそうだからこそ世界で勝ち星を重ねてこられた。明日は本気の申が見られそうだ。
