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Championship Report

競技報告

2014年度(第29回)アイゼンハワートロフィー 世界アマチュアゴルフチーム選手権

【盤石のプレーで首位タイに並んだカナダ、スウェーデン、スイス】
第1日 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi
Corey Conners(カナダ)
MarcusKinhult(スウェーデン)
Mathias Eggenberger(スイス)
チームスコア10アンダーパーで首位タイに並んだカナダ、スウェーデン、スイスの3チームは、いずれも入山コースをプレー。スコアが出やすいコースで、しっかりとバーディを稼いでみせた。
カナダは、採用スコアのコリー・コナーズとタイラー・ヘンドリスがアメリカのケント大学の同期でルームメイトの間柄。2人とも今年のミッドアメリカン・カンファレンスで年間最優秀選手として表彰されるほどの実績を持つ。今年の全米アマではコリー・コナーズが2位となったが、その時にはタイラーがキャディーを務めた。コリー・コナーズは、出だしから3連続バーディを奪うなど前半だけで5つスコアを伸ばす。後半は2バーディ・1ボギーに終わったが、66はチームトップのスコアとなった。「ショット、パットともにいい感じでプレーできて安心しました。残り3日間、しっかりと戦いたい」と、好スタートに笑顔を見せる。今年のカナダオープンでローアマチュアを獲得しているヘンドリスも前半から安定したショットと正確なパットが目を引いた。5番でイーグルを奪うなど16番を終えて6アンダーパーまでスコアを伸ばしたヘンドリスだが、最終2ホールの連続ボギーで失速。4アンダーパーでのホールアウトも「バーディをしっかり重ねられました。最後は連続ボギーとしましたが、内容は悪くなかったです」と内容には満足げ。カナダは、負けられない理由がある。女子が第3ラウンドを終えて単独首位に立ち、悲願の初優勝に王手をかけながら最終ラウンドにオーストラリアに逆転を許して2位に終わっている。「女子チームの悔しさは、僕たちのモチベーションになっています。最後まであきらめないで戦いたい」と、コリー・コナーズがその悔しさを噛みしめている。

スウェーデンでチームを牽引したのは、世界アマチュアゴルフランキング4位のマーカス・カインハルト。カインハルトは、7バーディ・ノーボギーの65とこの日のベストスコアをマーク。しかし、その内容は、「ティーインググラウンドからグリーンまで我慢のラウンドでした」と満足は出来なかったらしい。「大きなトラブルを起こさなかったことが、成績に繋がりました」と胸をなでおろす。3チームが首位に並ぶ混戦模様の幕開けに「最後までこの順位にいられたらいいです」と、語る。チームを率いるビヨン・イングストームも「いいスタートでしたが、今日だけですよ」と冗談を飛ばす。「まだゴールまでは長いですし、こういう状況を経験したことがあるから、第1ラウンド後も冷静でいることができます」と油断は見せない。チームに世界アマ初出場のメンバーがいることで、首位タイスタートにも、踊ることなく、冷静さを求める知将の趣がある。

スイスは、マティアス・エゲンベーガーがチームに貢献した。前半で3つスコアを伸ばしたエゲンベーガーのこの日のハイライトは10番(パー5)。このホールでイーグルを奪ったエゲンベーガーは、この後2バーディ・1ボギーにスコアをまとめ、スイスチームを首位タイスタートに押し上げた。「自分らしいゲームができたと思う」開口一番、納得の表情を見せたエゲンベーガー。「チームのトップ凄く嬉しい。途中ミスもありましたが、それでもチームとして良いゲーム展開が出来たと思う。明日も新しいスタートだと思って、頑張ってみます」と言葉を残して、公式会見場を後にした。


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