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Championship Report

競技報告

2014年度(第29回)アイゼンハワートロフィー 世界アマチュアゴルフチーム選手権

【距離の長い押立コースで伸び悩んだ日本チーム】
第2日 競技報告:JGA 写真:Gary Kobayashi
小浦和也
小木曽喬
小西健太
入山コースでの第1ラウンドは目標設定スコアの「1日5アンダーパー」(堀田勝市キャプテン)を上回る6アンダーパーと、まずまずのスタートを切った日本チームだったが、舞台が押立コースに変わった第2ラウンドは、チームスコア2アンダーパーと苦戦を強いられ、伸び悩んだ。

チームで最初に10番ホールからスタートしていった小浦和也は11番でボギーが先行したが、13番(パー5)のバーディでイーブンパーに戻してハーフターンした。ショット内容はよく、再三バーディチャンスを迎えるが、パッティングを決め切れずに、天を仰ぐシーンが目立った。5番でボギーにした直後の6、7番の連続バーディで1アンダーパーに盛り返した。実は、この連続バーディは、ともにグリーンを外したところからのチップインであった。最終9番ホールでは、パーパットがカップの縁をくるりと回って出て行ってしまった。この日の小浦のゴルフを象徴するようなシーンが締めくくりとなってしまった。
「ショットの内容からして、パットが決まってくれれば5、6アンダーパーが出てもおかしくなかったと思います。グリーンが入山コースより遅く、戸惑いがありました。打ち切れなかったり、ラインを読み切れなかったり…。フラストレーションの貯まるラウンドでした」。

チーム2番手でスタートした小木曽喬は、持ち前の手堅いゴルフで2アンダーパーの69にスコアをまとめてのホールアウトだった。同じ組でプレーしたアメリカ、フランス選手は、そろって飛ばし屋。小木曽には飛距離でのハンディキャップが見えたが、当の本人は「30ヤード以上おいていかれても、気にはなりませんでした。自分は自分ですから、自分のできるゴルフで押し通すしかありません。力むこともありませんでした。それより、フェアウェイをキープしていくことの方が大切だし、自分のテーマにしているところでもあります」と、マイペースを崩すことはなかった。
ドライバーショットは、グリップエンドを余らせて短く持ち、ボールをスタンス中央に寄せたセットアップから低くターゲットに向かってラインを出していくショットで飛ばしに対抗して見せた。フェアウェイをはずしたのは、最終ホールとなった9番だけだった。ステディーなゴルフで第1ラウンドの1アンダーに続いて、今日は3バーディ・1ボギーの内容で2アンダーパー。これが、この日の日本チームのベストスコアであった。
「第1ラウンドより第2ラウンド。第2ラウンドより第3ラウンド、そして第3ラウンドより最終ラウンドというように、スコアをよくしていきたい。明日は4か5アンダーパーを狙っていきます」チーム最年少ながら、一番自分のゴルフを知っているのは、本年度日本アマチュアゴルフ選手権チャンピオンの小木曽かもしれない。

堀田キャプテンが密かに(ビッグスコアを)期待していたという小西健太は、74と崩れて不採用スコアになった。「何が、どう悪かったのか…よくわからない1日でした。13番(パー5)で第2打をふかして右の池に打ち込んでのボギー。あれで、勢いが削がれたのかもしれません。グリーンでは狙いやすいラインに乗っていたのにカップに蹴られどおしで、厳しかったですね」。
2日間でチーム通算8アンダーパー。トップグループに大きく水を開けられた。堀田キャプテンは「小西には、きょう4、5アンダーパーを期待していたのですが、誤算でした。残る2日間でビッグスコアを連発して追い上げたい。ホテルに戻って作戦を練ります」。

ちょっと追い込まれた位置取りに、チームは巻き返しを誓っていた。

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