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Championship Report

競技報告

2014年度(第29回)アイゼンハワートロフィー 世界アマチュアゴルフチーム選手権

【優勝に自信を見せるアメリカチーム】
第3日 競技報告:JGA 写真:Yoshitaka Watanabe
Bryson DeChambeau
Denny McCarthy
Beau Hossler
第3ラウンドを終えて、チームメンバーのスコアは全て60台。ディフェンディングチャンピオンのアメリカチームの強さは圧倒的だ。しかし、キャプテンのジム・ハイラーは涼しい顔で「彼らはトーナメントで経験を積んでいる素晴らしい選手だから、ここまで全て60台でプレーしていることは、特別に驚くことではありません」と話す。

この日のベストスコアをマークしたブライソン・デ シャンボーは、スタートから連続バーディを奪うと、4番から3連続。8番で唯一のボギーを叩いたが、前半で4つスコアを伸ばすと、後半13番から6連続バーディで10アンダーパー。「61を出せたことはうれしいけれど、8番の3パット、9番も1.5メートルのチャンスを外してしまい、つまらないミスでスコアを落としました。でも、6連続バーディはゴルフ人生で初めてのことですし、このスコアも自己ベスト。すごく興奮しています。」と、連日の殊勲に満面の笑み。

ブライソンに続いたのはデニー・マッカーシー。「今日も良いプレーをできましたが、13番でイーグルを獲れずにパーセーブしたところで流れが止まりました。14番では80センチのパーパットをミスしてボギー。ここからゴルフの調子が変わってしまいました」と4アンダーパー67をマークしても、その内容には不満が残る。
彼らは、もっとスコアを伸ばせる余白を残しているのだ。

大会最多の15勝目と連覇がかかる明日の最終ラウンドも、その自信は揺るがない。「タイトルを獲るのに相応しいゲーム展開になっていますし、今の選手たちは勝つことに自信を持っています」とジム・ハイラーキャプテンが話すと、ブライソンも「僕たちは明日の準備も出来ています」と答える。「最終ラウンドに守りに入ってしまったら、気が付いた時には10打差があっても逆転されてしまう。だから、自信を持って毎ホールバーディが獲れるように、メンバーには集中したプレーで挑んでもらいたい」ハイラーキャプテンは、最後まで攻めの姿勢を貫くことを望んでいる。

今日は不採用だったボー・ハスラーも「明日はチームスコアで2桁アンダーパーを目指す」と、その意を理解している。勝利を目指す強いメンタリティー。技術力に裏打ちされた積極的にバーディを奪う攻めのプレー。アメリカの強さに秘密を垣間見れた第3ラウンドだった。そして、日本チームに求められているものは、この姿勢だと感じさせる1日となった。

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